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マドモアゼル・ユリアが選ぶ、冬のドライブで聴きたいプレイリスト。

DJ、シンガー、ファッションデザイナーなど多彩な顔をもち、トーキョー・カルチャーを牽引するイット・ガールとしてグローバルに活躍するマドモアゼル・ユリア。そんな彼女が今、ドライブしながら聴きたいと思う楽曲と、クルマに対する思いを聞いた。

photo: Masayuki Shimizu(mili)
direction & words: Satoru Yanagisawa

マドモアゼル・ユリア

―― ユリアさんはまだ、運転免許をもっていないんですよね?

そうなんです…。10代のときに取り損ねてしまって。東京にいる分には不便さは感じないんですが、昔、ロサンゼルスに行ったとき、ひとりではどこにも行けなかったのがいまだに悔しくて(笑)。ずっと取りたいなと思っていたので、いま教習所に通っています。

―― 免許を取ったら、こんなクルマに乗りたいとかあるんですか?

結構、妄想はしますね(笑)。うちのお父さんがすごくクルマ好きで、私が子供だった頃からずっと、家のクルマは左ハンドルでした。だから、自分がクルマに乗るとしても国産車ではないなと自然と思うようになって。ヴィンテージカーにすごく憧れていた時期もあったんですが、今はすごくハイテクなクルマに興味があります。可愛いクルマより、格好いいクルマがいいですね。もちろん、今日のメルセデスのクルマも格好よかったですよ!

マドモアゼル・ユリア

―― なるほど。では、そんなクルマでどこを走りましょう。

ドライブするなら海や山より、夜の東京を走りたい。都会の夜の高速道路というと、映画『AKIRA』のネオ東京がパッと思い浮かんで、あんな世界にすごく憧れるんです。なので今回も、キラキラした高層ビル群のなかを疾走する、フューチャリスティックな未来都市でのドライブを妄想しながら、そんなときに聴きたい曲をテーマにセレクトしました。

―― どんな曲がマッチするんでしょうか?

最先端ではあるんだけど、どこか昔っぽさ、懐かしさを感じさせる「フューチャーファンク」というジャンルの曲なんかは、結構合うんじゃないかなと思います。80年代のディスコサウンドをサンプリングして現代風にアレンジしたような音楽で、ノリノリではしゃぐというよりは、心地よい疾走感が味わえるので、夜の都会をドライブするにはもってこいだと思います。

マドモアゼル・ユリア

―― なかでもおすすめしたい曲は?

Night Tempoは知り合いの韓国人アーティストで、彼も日本のアニメやカルチャーからすごく影響を受けているアーティストです。Desired、Vantage、Mitch Murderも同じ系譜ですね。私自身、クラブなどでかける曲でもあります。

―― フューチャーファンク以外だと?

ロザリアはスペインの若手女性アーティストで、スペインの伝統音楽であるフラメンコにR&Bやエレクトロなどを融合した、これまでにない音楽スタイルが世界で注目を集めています。My Mineはリアル80’sで、1983年の曲ですが好きな曲で最近でもDJで流したりします。この間、東京でディオールのショーがありましたが、そのアフターパーティでディプロも Weissのこの曲をかけていましたね。Perfume Geniusのこの曲は確か去年出た曲ですが、すごくいい曲なので入れておきたかった。

マドモアゼル・ユリア

―― そんななかでのクイーン、そして藤 圭子さんが気になります。

クイーンは映画『ボヘミアン・ラプソディ』もヒットしていますし、2018年を象徴する存在としてチョイスしたというのもあるんですが、フレディ・マーキュリーが自分のなかでアイドルすぎて…。映画もすでに何回か観ているんですが、思い入れが強すぎて、毎回泣くっていう(笑)。『Somebody To Love』は学生時代、合唱コンクールで歌ったという思い出もあって選びました。思えば、お父さんもクルマでクイーンを聴いていましたね。藤 圭子さんの曲は、カラオケでよく歌うんです。夜の高速道路を疾走しながら、大声で歌いたいですね(笑)。

―― だいぶ幅広いセレクトですね。

音楽にしてもなんにしても、背景に“カルチャー”が見えるものが好きなんです。さっきのロザリアがフラメンコをベースにしているのもそうだけど、「この人、絶対にアニメやゲームの影響を受けたな」とか、いろんな要素が個々のアーティスト流に独自にミックスされていて、それをイメージできる感じが好きです。

マドモアゼル・ユリア

―― ジャンルが異なるものもあるにせよ、すべて80’s感あふれる選曲になりました。

改めて聴いてみると、80年代ってもしかしたらクルマに乗る機会が今よりずっと多かったから、クルマで聴くことをかなり意識して音楽が作られていた時代なのかもしれませんね。

【プレイリスト】

「Slip Away」- Perfume Genius


「Somebody To Love – Remastered 2011」- クイーン


「MALAMENTE – Cap.1:Augurio」- ROSALIA


「圭子の夢は夜ひらく」- 藤圭子


「Night Side」- Night Tempo


「FM Towns Girl」- Desired


「Feel My Needs」- Weiss(UK)


「Like I Like It」- Vantage


「Into the Night」- Mitch Murder, Megan…


「Hypnotic Tango – Original 12” Version」- My Mine

【服クレジット】
ワンピース¥368,000(オリヴィエ ティスケンス/オンワードグローバルファッションtel.03-5770-5350)(税抜) その他は本人私物

PROFILE

マドモアゼル・ユリア

マドモアゼル・ユリア

10代の頃からDJをはじめ、現在はシンガー、モデル、ファッションブランド「GROWING PAINS」のデザイナーとしても活躍。国内外のコレクションのフロントロウを飾る、ファッションアイコンとしても注目を集める。現在、日本の伝統文化を学ぶ大学生としての顔ももち、近代建築や着物などへの造詣も深い。

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上質で精緻な細部が紡ぐラグジュアリーなゆとりの空間とともに、華やかな解放をもたらすカブリオレ。

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