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美食をたずね、大手町で過ごす一泊二日の贅沢時間

メルセデスのフラッグシップ、新型Sクラスで、真の「おもてなし」を求め「星のや東京」にドライブへ。

フラッグシップの威厳を漂わせた新型Sクラスのステアリングを握り、オフィスビルが林立する東京・大手町の通りを堂々と、粛々と走り抜けていく。表通りから地下の駐車場に滑り込んだその先には、贅を尽くした“日本旅館”が待っていた。

こだわりの料理に舌鼓を打ち、天然の温泉に浸かって心身を解きほぐす──。そんな至福の時間を、都心というロケーションで叶えてくれる「星のや東京」。“塔の日本旅館”をコンセプトに掲げるこちらの宿は、調度品からサービスに至るすべてが伝統的な技や様式に彩られながら、モダンなエッセンスが調和を乱すことなく、さり気なく散りばめられている。世界に向けて日本旅館の素晴らしさを世界に発信する“もてなし”の数々は、西洋的な暮らしを送る現代の日本人にも大いに響くことだろう。

そうしたスタンスは、フランス料理で研鑽を積んだ料理長・浜田統之氏による「Nipponキュイジーヌ」にも貫かれている。例えば、一般的に地場で消費されてしまう魚類、自然の中で自生している山菜などを、滋味深さを感じられる日本の味として提供。鮮度や味のみならず、食材の育った環境や漁師・生産者の想いまでも汲み取って作られる料理は、目新しさや物珍しさを追求したものとは明らかに一線を画すものだ。

樹齢300年の青森ヒバで作られたエントランスのドアの向こうに、贅を尽くした日本旅館の世界が広がる「星のや東京」。最上級の“もてなし”をごく自然に、安らぎとともに提供する様は、いかなるときも乗員をやさしく包み込む、新型Sクラスの立ち振る舞いにも似ている。

Spot information

星のや東京
http://hoshinoyatokyo.com

ADDRESS 東京都千代田区大手町1-9-1
TEL 0570-073-066(宿泊予約 9:00~20:00星のや総合予約)

浜田料理長の想いをミニマルに表現した、目にも美味しい料理のひとつ。酸味、旨味、苦味、辛味、甘味をひとくくりそれぞれに五味(ごみ)として詰め込んでいる。「石」五つの意思という名をもつ。料理を乗せた大理石は、品によって冷やしたり温めたりと隅々まで繊細。
北海道や東北で水揚げされるサメガレイの素揚げムニエル、「鮮」。鮮度の問題調理法が分からないから流通しない魚、調理に手間がかかるため敬遠されがちな魚を、Nipponキュイジーヌでは主役に据えている。
芳醇なバニラ泡盛アイスと新鮮なメロンのデザート、「豊」。さり気なく添えられた落花生の香りと歯応えがアクセントに。
ダイニングフロアへと続く地下1階で、エレベーターの扉が開いて視界に飛び込んでくるのは、花崗岩の巨大なオブジェ。地層をモチーフにした壁の仕上げは、腕利きの左官職人による手仕事である。いずれもダイニングが地下にあることを表現した演出であり、和でしつらえられた上層階とのギャップが新鮮。
切り傷、末梢循環障害、冷え性などに効果があるとされる強塩の温泉は、湯上がりの保温効果も抜群。内風呂をくぐり抜けると、都心の空がぽっかりと広がる、気持ちのいい露天風呂がある。
定員2名のスタンダードな客室、「桜」。浴槽、洗面台、独立したシャワーブースを備えた、和室然とした作り。
体を預けると1本ずつ曲げた青森ヒバの背もたれと腕置き肘掛けがフィットする畳ソファは、星のや東京のために作られたオリジナル。太鼓張りの障子を通した、やさしい光が気分をリラックスさせる。
ダイニングテーブルやデスク、足を伸ばしてゆったりと寛げるソファーを備えた南向きの角部屋、「菊」は定員3名。1枚飛ばしで開く障子を開けると、ダイナミックな都心の風景を望むことができる。
面積が「桜」の倍ほどある客室は、洗い場つきの深い浴槽のある浴室をはじめ、サニタリーもゆとりある作り。
フロントのある2階の一角では毎日、茶の湯の体験が可能(予約制)。時季によって伝統芸能などの出し物も。
木の香りが漂うエントランスで靴を脱ぐのも日本旅館ゆえ。壁面を構成するのは、栗の木と竹の格子を組み合わせた下駄箱だ。廊下や客室には、目の細かさが通常の倍ほどある目積表(めせきおもて)という畳が市松敷きにされ、畳特有の心地よさとモダンな印象を両立している。

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