
「ayame」の直営店「ayame optical store」にて Photo: Hiroyuki Takenouchi

Photo: Hiroyuki Takenouchi
一緒に乗る人のことを考えると、いつも行き着くのはメルセデス
“温故知新”をブランドのコンセプトに掲げ今泉さんが生み出す「ayame」のアイウェアは、トラディショナルでありながらも確かな個性が光るデザインが特徴。2019年に東京・千駄ヶ谷に路面店をオープンした。現在は自身のブランドのみならず、国内外のアイウェアデザインやディレクションを手掛けるなど活躍の幅を広げている。


運転時にいつも掛けている「ayame」のNEWOLD
アイウェアのデザインとブランドの経営。常に様々な課題に追われている今泉さんにとって、唯一のリフレッシュが、高校生の頃から続けているサーフィンだ。仕事の前に一人で行くこともあれば、業界の仲間や先輩とサーフトリップに出かけることもあると言う。
「サーフィンを楽しむ上でクルマは必要不可欠な存在です。今住んでいる東京の家からいつも通う地元、茨城県鹿嶋市の海に行くなら、往復3時間運転するので、車中の過ごしやすさや走行性能が一日の満足度にすごく関わってくるんです」
そんな今泉さんは、メルセデスのオーナーでもある。
「父親がずっとメルセデスに乗っていたのですが、安定感のある走りがとても心地良くて。クルマを買うときにはいろんなブランドを検討するのですが、結局選ぶのはいつもメルセデスなんですよね。自分が家族を乗せるようになって、安全性や乗り心地の面でも一層魅力を感じています」

EQBのスムーズでパワフルな加速に、電気自動車のイメージが覆った
今泉さんが過去4年で乗り継いだメルセデスは3台。モデルチェンジを挟んでGLEを2台乗った後、現在はG 400 dを所持している。振動と共にアクセルペダルから伝わってくるパワーやガソリン車ならではのフィーリングが好きだそう。それとは真逆の電気自動車を今回初めて運転してみたが、アクセルを踏んで走り始めるとすぐに彼の顔はほころんだ。
「正直、電気自動車はマシン感があったりするのかな、と思っていたんですが、EQBに乗ってみたら、むしろもっとパワーがあるし加速感も爽快。とてもポジティブな印象に変わりました。高速道路も全くストレスなく走れます」

「実は、電気自動車に興味はあったんです」と続ける今泉さん。というのも、仕事で訪れたデンマークのコペンハーゲンで、環境に優しい社会について考えるきっかけがあったのだとか。
「デンマークは環境意識がとても高い国。発電は風力が大きな割合を占めていて、乗ったタクシーはほとんど電気自動車で驚きました。少ないエネルギーで豊かに暮らすという、最先端で無駄のない営みを肌で感じたのは刺激的な体験でしたね。EQBを運転して、その時のことを鮮明に思い出しました」
環境への意識やSDGsへの取り組みが進めば、いずれ日本でもコペンハーゲンで感じたような価値観が当たり前になっていく。そのことは、アイウェア業界の未来にとっても重要なテーマだと語る。
「『ayame』でもできることから始めていて。例えば、フレームに修理しやすい設計を取り入れているのがそのひとつ。パーツは可能な限り接着せず、取り外して交換できるようにしているので、長く使うことができます。あとは将来的に、土に還る素材を取り入れていくことなど、今までとは違うアプローチも必要かもしれません——なんて、 EQBを運転しているとつい色々と考えてしまいますね。サステナブルなクルマに乗っていると、思考も変わってくるだろうなと思います」


3列シートを採用。多彩なシートアレンジで十分な積載スペースを確保できる
クルマはサーフィンの魅力を何倍にもしてくれる存在
今泉さんにとってサーフィンは生活の一部。「しばらく海に行けないとリズムが狂っちゃいます」と笑う。
「サーフィンの魅力といえば、サーフトリップも欠かせません。遠くのサーフスポットへ仲間とクルマで出掛け、波の様子を見ながら入る場所を決めて、帰りは地元の美味しいご飯を食べて帰る。つくづく思うんですけど、良いクルマってサーフィンの楽しさを何倍にもしてくれるんです。自然の中で遊ばせてもらっているので、環境に良い電気自動車は相性が良いと思いました」

EQBは自分のライフスタイルに完璧にマッチするクルマでした
「個人的にも環境への意識が高まってきている中で、やっぱり電気自動車は魅力的なクルマだと実感しました。今回乗ってみて、全く違和感がないどころかポジティブな印象が大きかったのは収穫でした。トルクがあるから信号のストップ&ゴーは楽だし、7人乗りの空間は荷物もたくさん載せられる。考えれば考えるほど、EQBは僕のライフスタイルに完璧に合っています(笑)。本当に購入検討してもいいかなって、久々にそう思わせてくれるクルマでした」
世の中の潮流を敏感に察知し、仕事や自身の価値観をアップデートしていく今泉さん。柔軟さを原動力とした彼のライフスタイルは、革新の連続の中で伝統を築いてきたメルセデスとリンクするところが多い。これからの時代を担うEQBが相棒となれば、きっと新たなクリエイションの手助けをしてくれるだろう。
ABOUT CAR
メルセデスの電気自動車ブランド「Mercedes-EQ」初の7人乗りコンパクトSUVモデル。最大限のスペース効率を追求して生まれたスクエアなボディが特徴。電気自動車ならではの静粛性とトルクフルな走り、高度な操縦安定性を高いレベルで実現している。