Interview

クルマの中は創作の場所──尾崎世界観が語る「創作ドライブ」
「空想型ドライブ」をテーマにしたJ-WAVEのラジオ番組『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』。ゲストとして登場したクリープハイプの尾崎世界観にクルマとの思い出を訊いてみた。
──尾崎さんが子供の頃のドライブの思い出は?
尾崎世界観(以下、尾崎) 子供の頃は車酔いがひどくて、家族で田舎に帰るときも、クルマに乗るのが怖かったですね。遠足や修学旅行の時も酔い止めを飲んだりしていたんですけど、バンドでツアーを回るようになってだんだん慣れていったんですよね。
──今はクルマに乗るのは好きですか?
尾崎 クルマに乗っているのは好きですね。移動中、景色がずっと動いていると気持ちが落ち着いてくるので。逆に深夜バスなどで移動していた時は、途中、トイレ休憩なんかで止まって流れが途切れるのが嫌でしたね。バンドで移動している時も、クルマの中で歌詞を書いたりしていたので「ちょっと今止まらないで」と思ったりしていましたね。クルマで移動していると創作意欲が湧いてくるんです。自分が運転するわけではないけれど、乗っているだけでも、クルマが動く時の感覚っていうのが自分の創作意欲とリンクしているような気がしますね。
最近はレコーディングの前に歌詞がないということも多いので、レコーディングスタジオに向かうクルマの中でずっと考えています。一番新しいアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』には、クルマに乗っている時に書いた歌詞が多く入ってると思います。

──ツアー先の空き時間をホテルや楽屋、クルマの中で過ごすことが多いそうですが、ホテルや楽屋と、クルマの中の違いってなんでしょう?
尾崎 街の中に溶け込んでいる、街の一部になるというところですね。ホテルや楽屋はその部屋以外の要素はあまりないけれど、クルマに乗ってるといろんなものが目に飛び込んでくるし、それが面白いですね。
──ドライブ中、オススメの音楽ってありますか?
尾崎 あまり音楽を聴きたいと思わないですね。クルマの音や、窓を開けて外の音を聴くのが好きなんです。楽しいですね。
PROFILE

尾崎世界観/Sekaikan Ozaki
1984年11月9日、東京都生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年、初小説『祐介』(文藝春秋)を書き下ろしで刊行。その他の著書に『犬も食わない』(新潮社)。対談集に『身のある話と、歯に詰まるワタシ』(朝日新聞出版)など。近著『母影』が第164回芥川賞候補作品に選出された。
お知らせ
6th ALBUM『夜にしがみついて、朝で溶かして』
2021年12月8日(水)発売
<特装盤(完全受注生産)>
価格:¥7,700 (税込) / 品番:PROS-1920
仕様:CD+歌詞集『ことばのおべんきょう』
・特装盤特別仕様
・ゴムバンド (アメゴム)
・歌詞集 (『ことばのおべんきょう』限定特別仕様 512P (120曲収録))
<初回限定盤>
価格:¥6,600 (税込) / 品番:UMCK-7147
仕様:CD+Blu-ray
・初回限定盤特別仕様 + ブックレット48P
・Blu-ray:『クリープハイプの日 2021(仮)』ライブ映像ほか収録予定
<通常盤>
価格:¥3,300 (税込) / 品番:UMCK-1705
仕様:CDのみ
・ジュエルケース + ブックレット24P
※各形態初回プレス分:2022年全国ホールツアー チケット先行予約シリアルナンバー封入
【CD収録曲(各形態共通)】
01. 料理
02. ポリコ
03. 二人の間
04. 四季
05. 愛す
06. しょうもな
07. 一生に一度愛してるよ
08. ニガツノナミダ
09. ナイトオンザプラネット
10. しらす
11. なんか出てきちゃってる
12. キケンナアソビ
13. モノマネ
14. 幽霊失格
15. こんなに悲しいのに腹が鳴る
【初回盤Blu-ray『クリープハイプの日 2021 (仮)』収録内容】
キケンナアソビ
月の逆襲
一生のお願い
君の部屋
バブル、弾ける
リグレット
週刊誌
喋る
四季
僕は君の答えになりたいな
ベランダの外
陽
大丈夫
ねがいり
百八円の恋
社会の窓と同じ構成
寝癖
しょうもな
ナイトオンザプラネット
さっきはごめんね、ありがとう
蜂蜜と風呂場
exダーリン
イノチミジカシコイセヨオトメ
『クリープハイプの日 2021 (仮)』ドキュメント
【2022年 全国ホールツアー】
4月16日(土) 金沢市文化ホール
4月20日(水) ロームシアター京都
4月24日(日) 富士市文化センター ロゼシアター
4月28日(木) 東京ガーデンシアター
4月30日(土) 北九州ソレイユホール
5月01日(日) 岡山市民会館
5月08日(日) 栃木県総合文化センター
5月13日(金) 名古屋日本特殊陶業市民会館フォレストホール
5月17日(火) 中野サンプラザホール
5月18日(水) 中野サンプラザホール
5月20日(金) 東京エレクトロンホール宮城
5月22日(日) 北海道カナモトホール(札幌市民ホール)
5月25日(水) 大阪フェスティバルホール
5月26日(木) 大阪フェスティバルホール
全席指定 \6,800(税込)
■「太客倶楽部」会員先行(同行者会員):2021年11月06日(土)12:00~2021年11月14日(日)23:59
■アルバム封入先行:2021年12月07日(火)12:00~2021年12月14日(火)23:59
●ツアー詳細ページ
https://www.creephyp.com/feature/cp_tour2022
■【クリープハイプ プロフィール】
尾崎世界観(Vo/Gt)、小川幸慈(Gt)、長谷川カオナシ(Ba)、小泉拓(Dr)からなる4人組ロックバンド。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。2014年には日本武道館2days公演を行うなど、シーンを牽引する存在に。2018年の5月11日には約4年ぶりとなる2度目の日本武道館公演「クリープハイプのすべて」を開催。同年、9月に5thオリジナルアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』を発売。2021年12月には約3年3ヶ月ぶりとなるニューアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』をリリース。
16年、初小説『祐介』(文藝春秋)を書き下ろしで刊行。その他の著書に『苦汁100%』、『苦汁200%』(ともに文藝春秋)、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』。1月に単行本が発売された最新小説『母影』が第164回芥川賞の候補作に選出。
<クリープハイプ LINK>
■公式サイト:
http://www.creephyp.com/
■YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UC9qzBf1wP4tGot4qi__1B_g?sub_confirmation=1
■Twitter:
https://twitter.com/creephyp
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https://line.me/R/ti/p/@creephyp/
11/28 OA プレイリスト
Mercedes-Benz THE EXPERIENCE

J-WAVE 81.3FM
ON AIR EVERY SUNDAY 21:00 -21:54
その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか──時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラム。ドライブには切っても切り離せないラジオと音楽で、リスナーのカーライフをより豊かでワクワクするものに。