Interview

クルマ空間はコミュニケーションが深まる場所──手相芸人、島田秀平が語る「空想型ドライブ」
「空想型ドライブ」をテーマにしたJ-WAVEのラジオ番組『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』。ゲストとして登場した島田秀平に訊いた、クルマと芸人人生について。

──島田さんはプライベートでもクルマに乗る機会は多いですか?
島田 めちゃめちゃ多いですね。僕、犬飼ってるんですけど、犬を連れてドッグランとか、郊外の自然のある場所に連れて行っていますね。青梅の御岳山の頂上に「武蔵御嶽神社」という神社があって、ここは犬にも優しい場所で、ケーブルカーには人間用とワンちゃん用の切符が売っていて、ケーブルカーの中にもワンちゃん用のスペースがあるんですよ。参道も大型犬用、中型犬用、小型犬用と、それぞれ分かれていて。参道の途中にある定食屋さんやお土産屋さん、全部ワンちゃんOKなんですよ。神社の入り口には身を清める手水舎がありますけど、ここにはワンちゃん用の低い手水舎があったり。神社ではワンちゃん用のご祈祷もしてくれて、お札の授与もあります。もう、犬にとっての「パワースポット」ですよね。
──仕事に向かうクルマの中ではどのように過ごしていますか?
島田 やっぱり現場って緊張するんですよね・・・。いわゆる戦場に入るような気持ちになる。もちろん楽屋を用意していただくんですが、なかなか落ち着かないんですよ。だから早めに現場に着いて、クルマの中で一人黙々と練習しています。1つ仕事が終わったらクルマに戻るとリセットされて、という感じでですね。だから僕とってクルマって、移動の手段でもあり、楽屋でもあり、稽古場でもあるっていう感じですかね。

──芸人さん同士でクルマで出かけること多いんじゃないでしょうか?
島田 多いですね、特にゴルフ。芸人同士だとスコアを伸ばすことよりもボケ合戦になっちゃうんですよ。たとえば僕がグリーン上でパットを外すと「お前、手のラインは読めてもグリーンのラインは読めないんだな」って絶対言われるんです(笑)
──芸人仲間のみなさんとのドライブは楽しそうですね。
島田 ゴルフだと、2時間3時間一緒にいますから、いつもと距離が近づいて深い話ができたりしますよね。
──そんな深い話の中で、印象に残っているエピソードはありますか?
島田 これは10年以上前、僕がテレビに出始めた頃の話ですけど、とある番組の収録でうまく立ち回れなかったことがあったんです。その収録の帰り、共演した事務所の先輩、バナナマンの設楽さんがクルマで送ってくださったんです。その車中、「さっきのような時、どうすればよかったんでしょうか?」って相談したら、設楽さんはすごく親身になってアドバイスしてくれたんです。そして最後に「やっとこの話ができたよ、おまえにも。」って言ったんです。というのは、同じポジションに来ないとアドバイスしても分かってもらえない。後輩が本当に求めた時にアドバイスしないと意味がないということなんですよね。僕もだんだん先輩の立場になってきて、ほんとうにそうだなって思います。
PROFILE

島田秀平
1977年長野県生まれ。ホリプロコム所属。1996年お笑いコンビ「号泣」としてデビュー。
2002年「原宿の母」に才能を見出され占いの修業を始め、2007年には“代々木の甥”を襲名。
2008年コンビ解散後、 “手相芸人”としてテレビやラジオ、雑誌など多方面で活躍。
その分かりやすい手相の解説はお茶の間でも人気に。手相占い関連の書籍は累計100万部を超える。
怪談・都市伝説にも精通しており、公式youtubeチャンネル「島田秀平のお怪談巡り」の登録者数は17万人を突破。
10月3日(土)単独怪談ライブ「島田秀平のお怪談巡り2020」有料配信チケット発売中!
開演時間 17:00~19:00
料金 ¥1500-
チケット販売ページ https://zaiko.io/event/329873
9/20 OA プレイリスト
Mercede-Benz THE EXPERIENCE

J-WAVE 81.3FM
ON AIR EVERY SUNDAY 21:00 -21:54
その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか──時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラム。ドライブには切っても切り離せないラジオと音楽で、リスナーのカーライフをより豊かでワクワクするものに。