Interview

クリエイティブはクルマの中から──BiSHアイナ・ジ・エンドが語る「空想型ドライブ」
「空想型ドライブ」をテーマにしたJ-WAVEのラジオ番組『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』。ゲストとして登場したアイナ・ジ・エンドに訊いた、BiSHとクルマの関係とは。
──大阪ご出身のアイナ・ジ・エンドさん、地元でのドライブの思い出はありますか?
アイナ・ジ・エンド(以下、アイナ) ママもパパもクルマを持っていたので、近所だったり、ダンスのレッスンにクルマで送ってもらっていました。あと、香川県に親戚がみんないるので、パパの運転で毎年連れて行ってもらっていましたね。
──香川県といえば「うどん」が有名ですが、うどん屋さん巡りをされたりしましたか?
アイナ それはBiSHのメンバーになってからですね。ライブで訪れた時に「うどんツアーやるぞ」とスタッフさんたちとメンバーと一緒にうどん屋さんを巡って、その後リハーサルに入るということもありました。あと四国八十八ヶ所のお遍路をメンバー6人で割って、それぞれ別のお寺をクルマで巡ったこともありました。急な坂を上らなきゃいけないお寺は、運動神経の良いアユニ・Dと、若いエイベックスのスタッフさんが担ってくれました(笑)。もちろん、八十八ヶ所全部じゃないですけど、それでもかなりの数のお寺を制覇しましたよ。
──そのほか、ドライブの思い出の場所はありますか?
アイナ 大阪から東京に出てきたので、雪になじみがないといいますか……だから長野県とか北海道とか、寒いところの雪景色を見ながらクルマで移動するのが新鮮で好きですね。北海道はすすきの周辺をクルマで送ってもらっている時に、繁華街なのに雪が降っているというのは初めて見る景色でした。それと東京のレインボーブリッジは何回渡っても楽しいです(笑)。
──ライブの移動中、クルマの中ではどんな過ごし方をしていますか?
アイナ 長時間移動の時は、メンバーそれぞれ自分の好きな曲を聞いていますね。めっちゃうるさいロックを聴いている子が多いですね。朝から「NUMBER GIRLヤバ!」みたいな(笑)。
──ちなみに、アイナさんはBiSHの振り付けもご担当されていますが、クルマでの移動中にアイディアが浮かんだりすることもありますか?
アイナ すごくありますね。特にメンバーが一緒に乗っていると浮かびますね。クルマで寝ている時、みんないろんな寝相をするんですけど、それが面白くて振りに入れたりとか。あと、『ぶち抜け』という曲の振り付けを考えた時のことなんですけど、ある日、昼まで寝ていたら突然モモカン(モモコグミカンパニー)から電話がかかってきて、「アイナ、きょう練習だよ!来ないの!?」って言われて「ヤバ!振り付け考えてないや!」となって、クルマで移動する15分間で、これ以上にないくらいに『ぶち抜け』の振り付けを考えて作っていきました。クルマは集中できますね。
PROFILE

アイナ・ジ・エンド/Aina The End
“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバー。 天性のハスキーボイスとエモーショナルなパフォーマンス、表現力が高く評価されMONDO GROSSO、SUGIZO(LUNA SEA)、ジェニーハイ他、数々の外部アーティストとコラボや、企業TVCMソングを担当する等、業界内の評価も高い。
2020年2月3日に、約1年に及ぶ制作活動から生まれた本人作詞作曲による全12曲を収録した初のソロアルバム『THE END』のリリースが決定。いよいよソロ活動を本格化させる。
2月19日より初のソロツアーを名古屋、大阪、東京で開催。
チケットは既に全公演即日完売となっている。
2021年、最も注目の表現者。
1/17 OA プレイリスト
Mercede-Benz THE EXPERIENCE

J-WAVE 81.3FM
ON AIR EVERY SUNDAY 21:00 -21:54
その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか──時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラム。ドライブには切っても切り離せないラジオと音楽で、リスナーのカーライフをより豊かでワクワクするものに。