軽量スポーツカーを意味するドイツ語 “Sport Leicht” に由来するSLクラス同様、スポーティな走りと上質なオープンドライブを楽しめるモデルとして1996年に登場したSLK。世界で初めて実用化された電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」は当時、大きな注目を集め、全天候型オープンカーのスタイルを作り上げることに成功した。
SLK は2016年、大幅な改良に伴い車名をSLCに変更。今回登場するSLC 180 Sports Final EditionとMercedes-AMG SLC 43 Final Editionは、SLC最後の特別仕様車である。
SLC 180 Sports Final Edition は、ボディカラーに初代SLKのイエローストーンへのオマージュとなるサンイエロー(有償オプション)を含む、ポーラーホワイト、オブシディアンブラック、ダイヤモンドホワイト、セレナイトグレーの計5色を用意。足元にはハイグロスブラックペイントの18インチ AMG 5スポークアルミホイールを標準装備。
ルーフトップの透過率を瞬時に変更し、クリアモードとダークモードに切り替えられるマジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフをオプションで選択できるインテリアは、ブラック&シルバーパールのナッパレザーシートのほか、カーボンパターンエンボス入りの専用ステアリング/シフトレバー、カーボンパターンのブラッシュドアルミニウムインテリアトリムを採り入れているのが特徴だ。
なお、SLC 180 Sports Final Editionと同様の特別装備に、Mercedes-AMG SL 63と同じAMG-SELECTレバーと“AMG Edition”のロゴを配したセンターマーキング付き専用デザインステアリングホイールを加えたMercedes-AMG SLC 43 Final Editionは、ボディカラーをサンイエローのみとしている。
コンパクトなボディにスポーティ&エレガンスのエッセンスを凝縮したSLC。その魅力をより高めた最後の特別仕様車をお見逃しなく。