4.0ℓV8ツインターボエンジンのGT 63 S 4MATIC+、3.0ℓ直列6気筒直噴ターボ+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)のGT 53 4MATIC+とGT 43 4MATIC+がラインアップされるメルセデスAMG GT 4ドアクーペ。


いちばんの特徴はといえば、Mercedes-AMG社 代表取締役社長トビアス・ムアースが「AMGブランドのアイデンティティである“究極のハイパフォーマンス”を独自の手法で体現する、サーキットでのダイナミズムと普段使いの実用性を最高レベルで融合させた」と語るとおり、スポーツカーと高級セダンの美点を兼ね備えている点に集約されるだろう。

2ドアのGT同様にAMGオリジナルグリルを与えられながらも印象の異なる、メルセデス・ベンツのデザインフィロソフィー<Sensual Purity=官能的純粋>に則ったファストバックの流麗なフォルムは、まさしく4ドアクーペそのもの。

ボディサイズに比例したゆとりある快適な車内空間や4枚のドア、そして5人乗りという利便性の高さはもちろんのこと、大きなテールゲートを備えたラゲッジスペースは最大で1324ℓもの大容量を確保している。

Sクラスに準じる最新のインテリジェントドライブ(運転支援システム)、テレマティクスのMercedes me connectを備えている。


モータースポーツのフィードバックやシミュレーション手法を駆使した開発を行い、GT 63 Sの4.0ℓV8ツインターボエンジンが発生するAMGファミリー最強の639PS/900N・mという圧倒的なスペックに相応しい高剛性と同時に軽量化も達成。

AMGスピードシフトMCT、AMGライドコントロール+エアサスペンション、AMG 4MATIC+、電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフのほか、日常での取り回しにも効果的なAMGリア・アクスルステアリングといった最新技術をもれなく備えることで、0-100㎞/h加速3.2秒、最高時速315㎞/hのパフォーマンスを実現したGT 63 Sの存在は、メルセデスAMG GT 4ドアクーペのキャラクターを端的に象徴するものといえるだろう。



すべてがメルセデスAMGの手によって開発された、新しい価値を提示するメルセデスAMG GT 4ドアクーペの登場。それは、街中からサーキットまで走る道を選ばない、“スーパースポーツクーペ”の誕生そのものである。
また、メルセデスAMG GT 4ドアクーペと同時に、新型メルセデス AMG GTも発表された。


高精細12.3インチのコックピットディスプレイと10.25インチのマルチファンクションディスプレイをセンターコンソールに標準装備し、Sクラスと同等のテレマティクスを採用。最新のAMGデザインを纏い、アロー形状のポジショニングライト&ウインカーに3つのリフレクターを備えた新デザインのLEDハイパフォーマンスヘッドライトを採用しさらにスポーティさを増したエクステリアは、AMGのレーシングスピリットを余すところなく表現している。