世界中を代表するトップアスリートとチームが集結
ダイムラーAGとリシュモングループが2000年に共同設立し、スポーツの力を活用して社会問題に立ち向かい、スポーツの素晴らしさを世に広めるための活動・社会貢献を行う団体、ローレウス。メルセデス・ベンツはローレウスの設立以来、グローバルパートナーとして、ローレウスの活動をサポートしている(※ローレウスについて詳しくはこちら)。
このローレウスが、年に一度、様々なスポーツの分野で活躍し、偉業を成し遂げた選手やチームを讃えるために開催する「ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード」が先日、モナコにて開催され、世界中から様々なスポーツ選手が集い、スポーツの素晴らしさやスポーツのもつ力を称えた。

授賞式は、サッカー、テニス、ラグビー、体操、陸上などスポーツ界を代表するレジェンド約60名からなる「ローレウス・アカデミー・メンバー」がステージに登壇するシーンから始まった。彼ら「ローレウス・アカデミー・メンバー」は、まさにスポーツの力=Sports for Goodを体現してきた、歴史に名を残すアスリートばかりだ。一方、現役選手を含む、若者のロールモデルとなるアスリート「ローレウス・アンバサダー」には、世界中のトップアスリート150名以上が名を連ねている。日本人としては2017年、ボルシア・ドルトムントのスター選手である香川真司選手が初めてこのアンバサダーに就任したが、2018年、新たにうれしいニュースが飛び込んできた。
オリンピック体操種目金メダリストの内村航平氏、また、元女子プロテニスダブルス世界ランク1位の杉山愛氏が新たにアンバサダーに就任したのだ。

さらに日本にとって誇らしいニュースがもうひとつ。それは2014年に女子車いす史上6人目の生涯グランドスラムを21歳135日で達成し、「女子車いすテニスにおける最年少での年間グランドスラム」という記録でギネス世界記録に認定された上地結衣選手が、日本人で唯一のノミネートを果たしたことだ。

日本からのノミネートは2012年のサッカー日本女子代表以来。残念ながら受賞は逃したものの、彼女のノミネート、そして内村氏・杉山氏のアンバサダー就任は、日本人アスリートが実力においても、社会貢献という観点からも、世界のトップレベルにあることの証となった。

授賞式の会場には、美しいドレスをまとい、輝かしい笑顔が溢れる上地選手と杉山氏の姿が。司会を務める名優、ベネディクト・カンバーバッチの滑舌の良い英語で彼らの偉業が紹介され、会場のみならずこのショーが生中継されている世界100カ国以上の視聴者に伝えられた。

授賞式には、世界から名だたるVIPが来場。Vクラス、Sクラスなど最新のメルセデスのシャトルカーから降り立ち、レッドカーペットを歩き入場する姿は華々しさに満ち溢れたものだった。
メルセデスAMGペトロナスが、最優秀チーム賞を受賞!
授賞式では、合計12部門のアワード受賞者が発表された。年間最優秀男子選手賞と最優秀復帰選手賞の2冠に輝いたのは、2008年からメルセデス・ベンツのアンバサダーを務めていることでも知られるプロテニス選手、ロジャー・フェデラー。

彼は受賞スピーチで「ライバルのラファエル・ナダルがいたおかげで自分がここに今いる、ナダルも今夜このステージで、このアワードを受けてもおかしくない。彼は素晴らしいプレーヤーだ」と述べた。
そして、2017年シーズンに全20戦中12勝でコンストラクターズタイトルを獲得、ルイス・ハミルトンもチャンピオンに輝き、圧倒的な強さとチームワークを発揮したメルセデスAMGペトロナスが最優秀チーム賞を受賞した。

スペインのプロサッカークラブチームのレアル・マドリード、NBAのゴールデンステート・ウォリアーズ、NFLで圧倒的な強さを誇り2018年のスーパーボウルでも優勝を果たしたニューイングランド・ペイトリオッツ、そして2017年にアメリカズカップを制したボートのチーム・ニュージーランドを抑えての受賞。コンストラクターズ、ドライバーズともに4年連続制覇を達成したその強さとともに、レースで両足を切断する重傷を負った18歳のレーサー、ビリー・モンガーをサポートするなど、Laureusの理念 ‘Sport for Good“に合致した、スポーツを通じて未来を改善する活動においても評価を受けたのだといえよう。
メルセデスとローレウス、そして日本にも広がるSports for Good
なお、「ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード2018」の開催を記念し、フェデラーをあしらった近日日本でも発表予定の新型Gクラスのラッピングカーが披露され、スポーツとメルセデスの親和性の高さが伺えた。

ローレウスが支援するプロジェクトでは、南アフリカの子どもたちがサーフィンを通じて人生の荒波を乗りこなす術を学び、北アイルランドの若者がボクシングで困難を戦い抜いていくメンタリティーを持つに至るという。フェアプレイ精神と同時に自らにも相手にも敬意を払うスポーツマンシップを学んでいく。Sports for Good――スポーツとは、人が誰かや社会とつながっていくための大切な「窓」なのだ。
2020年には東京オリンピックの開催を控え、香川真司選手に続く内村航平氏、杉山愛氏の「ローレウス・アンバサダー」就任を皮切りに、ローレウスが支援するプロジェクトは今後日本でも展開されていくという。今後のローレウスの活動に、期待しないわけにはいかないだろう。
授賞式のハイライト動画を特別公開!
フェデラーの素顔が垣間見えるスペシャル動画