
おもてなしのはじまりは、クルマでのお迎えから
BEAMSのコミュニケーションディレクター・土井地博さんが、料理を学んできた本連載『Sunday Cooking!』もいよいよ最終回。「せっかく勉強してきたのだから、最後は人に教えてもらうんじゃなく、誰かに振る舞いたい!」という土井地さんたっての希望を受けて、今回は先生をお迎えせず、土井地さんがホスト役に回ることに。
とはいえ、いきなり気を使う相手に振る舞うのは荷が重いということで、ゲスト役に指名したのが、BEAMSの後輩である、プレス女子3人組。日頃からフランクに接している彼女たちなら、ちょっとばかり失敗しても許してくれるはず! 「買い出しだけでも自分たちが…」という後輩たちの気遣いに甘え、今日は少しゆっくりめのスタート。すっきり目覚めたところで、さて、お客様をお迎えにあがりますか。
エスコートのお供は、さわやかなブリリアントブルーのボディが眩しい新型Gクラス、G 550。「街で乗るには大きすぎるかなと思ってたけど、視点が高いし、四角いおかげで車両サイズがつかみやすいから、安心して乗れますね」と土井地さん。バックモニターやパーキングセンサーも付いているから、駐車も安心。言葉通り、スルスル走らせあっという間に待ち合わせ場所に到着。
かわいい後輩たちをピックアップ!

お店の前には、すでに買い出しを終えた後輩たち。左から、2018年9月にプレスに異動したばかりの澤田紗季さん、3人のなかで最も社歴が長い林本有里栄さん、プレス1の食いしん坊の桑原優季さん。3人とも、土井地さんの部下に当たるが、風通しは至って良好なよう。「土井地さん、ホントに料理できるんですか?」と、笑顔で切り込んでくるのは林本さん。上司・部下の関係とはいえ、本音で話せる関係性がうかがえる。料理の出来栄えにも、辛口コメントが期待できそう。

荷物を積みに、クルマへ近づくと女性陣から歓声が。「かっこいい!」「こういうクルマ、乗ったことないです」「アウトドアとか行ってみたい!」と、好印象なご様子。Gクラスは女子ウケも抜群、というと言いすぎかもしれないが、少なくとも印象に残ることは間違いない。「見た目だけじゃなくて、乗り心地もいいんだよ」と、土井地さんもちょっぴり自慢気。車両に合わせてコーディネートしたアウトドア顔のラゲッジバッグに食材を積み込んだら、短いドライブのスタート。

乗る直前には「汚しちゃわないか緊張する(笑)」と話していた彼女たちも、新型Gクラスの包み込むようなシートや快適な乗り心地にリラックス。車内の静かさもあって、会話が弾む。
話題はふたたび、今日の料理について。毎日とまでは言わないけれど、それなりに料理はするという3人から厳しい追求が。「取材でつくった料理、実際にお家でも家族につくってあげたりしました?」という質問に、「実はあんまり……。でも、パスタはつくったよ。自分用にだけど」と土井地さん。なんとなく不安になる回答。どうなることやら?
料理を待つ間に、女性陣のコーディネートをご紹介!

キッチンにつき、料理がスタート。3人の心配をよそに、土井地さんは余裕の表情。懐からメモを取り出しつつ「これがあるからね」とニヤリ。出てきたのは、Mercedes me Tokyo(六本木)のレストラン『NEXTDOOR』のシェフから入手したというレシピ。食材の切り方はもちろん、煮込みに使うワインの品種まで書いてある親切ぶりで、たしかにこれなら大丈夫かも。

土井地さんの「こっちは大丈夫。せっかくだから、Mercedes-Benz LIVE!読者にコーディネート紹介でもしてきなよ」という提案で、スナップタイムがスタート。3人も、キッチンを気にしつつも、そこはプレス。気分を切り替え、撮影モードに。
予想通り(?)の展開に、一同苦笑い
- 桑原
- バッチリ撮影してきましたよー。順調ですか?
- 澤田
- あれ? 全然進んでない?
- 土井地
- ごめん、玉ねぎのみじん切りに手こずって……
- 林本
- どんなやり方してます? あー、それじゃあ時間かかっちゃいますよ。最初に切れ目を入れるんです。
- 土井地
- 切れ目?
- 林本
- あれ、前回のカレーづくりのときにやってませんでしたか? 根本まで切らないように、ギリギリつながる範囲で縦に包丁を入れていってください。
- 桑原
- そうそう。あっ、もうちょっと細く……。
- 土井地
- できた……。これで切っていけばいいの?
- 林本
- 横にも切れ目を入れてからです。
- 土井地
- む、むずかしい。
- 澤田
- これは全員で手伝ったほうがいいかもですね。
- 林本
- そうだね。
予想通り(?)の手際に、おもてなし企画返上で全員で手分けしながら調理することに。無事に完成させられる?
- 澤田
- 玉ねぎが冷めたみたいなんで、ハンバーグをこねましょうか。粘りが出てくるまでよくこねてください。
- 土井地
- お、いよいよメイン工程だね。オレやるよ。混ぜ方はこれで合ってる? なんかどういう手付きが正解か分からなくなってくるよね。
- 林本
- 上手ですよ。うん、そろそろ良さそうですね。形を整えていきましょうか。左右の手の間でパンパンと投げて、中の空気を抜きながら俵型にしていきます。ちゃんと空気が抜けていないと、焼く途中で割れたり崩れたりするので、念入りにお願いします。
- 土井地
- へー、これってそういう理由だったんだ。いろんなことに気を使うんだね。
- 桑原
- いい感じですね! ソースもそろそろな頃合いなので、焼いていきましょう!
- 一同
- できたー!
- 澤田
- どうなることかと思ったけど、けっこうキレイにできましたね。おいしそう。
- 桑原
- 食べましょ、食べましょ。
(食べ始める一同)
- 桑原
- おいしい! 大人の味ですね!
- 土井地
- ワインの酸味が効いてるね。家庭で食べる感じじゃなく、お店っぽい本格派な味。
- 林本
- お肉も崩れずにキレイに仕上がってよかった。土井地さんがしっかりこねてくれたからですね。
- 土井地
- ハンバーグがこんなに手間かかると思わなかったなあ。手料理の定番みたいなイメージで、手軽にできちゃうのかと思ってたけど、自分で作ってみるとありがたみが分かるね。
みんなが手伝ってくれてよかったよ。過去3回、先生に教わりながらやってみて、けっこうできるんじゃないかと錯覚しちゃってたけど、やっぱり日常的にやってないとできないもんだね。この企画はこれで最後だけど、今後はたまに包丁握るようにしようかな。
RECIPE
ハンバーグ

材料(約4人前)
合挽き肉 250g /玉ねぎ 1/2個 /牛乳 30g /パン粉 25g /全卵 1個/マヨネーズ 5g /塩 2g
1.玉ねぎをみじん切りにし、フライパンにサラダ油と玉ねぎを入れ、弱火であめ色になるまで炒め、冷ましておく。
2.玉ねぎが冷めたら、材料を全て合わせ、粘りが出るまで練り合わせる。
3.ある程度まとまったら、ボールに叩きつけながら粘りを出していく。
4.空気を抜きながら俵型に成形し、焼く。
煮込みソース

材料(約4人前)
玉ねぎ 1/2個 /マッシュルーム 100g /トマト 1/2個 /赤ワイン 250cc /ルビーポートワイン 100cc /フォンドヴォー 300cc /醤油10cc /コーンスターチ 7g /バター 20g /塩、胡椒 適量
1.それぞれの材料をカットする。玉ねぎは繊維にそってできる限り薄くスライス、マッシュルームは石突きを外してスライス、トマトは1cm角にカットする。
2.フライパンにサラダ油と玉ねぎを入れ、弱火であめ色になるまで炒める。あめ色になったらマッシュルームを入れ水分がでるまで炒め、水分が出てきたらトマトを加え中火にし、トマトをつぶしながら炒める。
3.トマトが柔らかくなり潰れてきたら、赤ワインとルビーポートワインを入れ、一度沸かしてから、弱火にし、ふつふつしている状態で半量ほどまで煮詰める。(アクが出てきたら取り除く)
4.煮詰まったらフォンドヴォーを入れ、2/3量になるまで煮詰め、醤油を加える。コーンスターチをギリギリ溶けるほどの水で溶かし、沸いているソースにかき混ぜながら加えてとろみをつける。(煮詰めている間にハンバーグを整形して焼いておく)
赤ワイン煮込みハンバーグ

1.焼いておいたハンバーグを入れ、弱火で15分~20分ほど煮込んでいく。(とろみをつけたため、鍋底が焦げやすくなっている。たまに鍋底をゴムベラでこそいであげる)
2.ハンバーグに火が入ったらハンバーグをお皿に盛り、ソースの濃度、味を水を加えながら調整し(ドロドロになっていたり少し味が濃くなったりしていた場合)仕上げにバターを加え溶かし込み、塩、胡椒で味を整える。
3.サラダやマッシュポテトなどお好みの付け合わせを添えて、ハンバーグにソースをかけ完成。
〜ポイント〜
・ソースを煮詰める際は、グツグツ沸かしながら煮詰めずゆっくりと煮詰めていくことでアクが取り除きやすくなる。
・コーンスターチでとろみをつける際は、必ず沸かした状態でかき混ぜながら入れることでコーンスターチがダマにならずにとろみをつけることができる。
・ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンなどのしっかりとした味わいのものを使うことで、重厚感のあるソースになる。好みでワインを変えても良い。
・ハンバーグにマヨネーズを加えるのは、マヨネーズの植物性油脂分が肉と合わさる事でジューシーに仕上がるため。入れなくても問題ない。
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PROFILE
土井地 博/Hiroshi Doiji

株式会社ビームス / コミュニケーションディレクター。PR業務を行いつつビームスが実施する各コラボレーション事業やイベントを担う。また、ファッションだけではなく音楽やアートイベント等も手掛ける中心人物。現在はビームス グループ全体の宣伝・販促を統括し、社内外における「ビームスの何でも屋さん」というネーミングを持つ。昨年より、ラジオ番組「BEAMS TOKYO CULTURE STORY」でDJを務めている。
@hiroshi_doiji

左から
桑原 優季/Yuki Kuwabara
2015年入社。レイ ビームス新宿とビームス 池袋にて店舗スタッフを経験したのち、2017年9月よりプレススタッフとしてレイ ビームス、ビームス ボーイ、ピルグリム サーフ+サプライのPR業務を務めている。プレス1の食いしん坊キャラ。
澤田 紗季/Saki Sawada
2014年入社。ビームス 横浜東口にて店舗スタッフを経験したのち、2018年9月よりプレススタッフとしてビームス ボーイ、レイ ビームスのPR業務を務めている。プレス1の、いや世界一のミルクティー好き。
林本 有里栄/Yurie Hayashimoto
2013年入社。ビームス ハウス 丸の内にて店舗スタッフを経験したのち、2017年3月よりプレススタッフとしてエッフェ ビームス、インターナショナルギャラリー ビームス、フェルメリスト ビームス、ビームス ライツのPR業務を務めている。プレス1のお酒好き。
INFORMATION
HAPPY OUTSIDE BEAMS
外遊びカルチャーを表現するスローガン「HAPPY OUTSIDE BEAMS」では音楽フェス、キャンプ、BBQ、サーフィン、釣り、スケートボード…
“外遊び“を全力で楽しみながらハッピーアウトサイドなモノ、コト、ヒトを発信・提案します。公式インスタグラムではBEAMSスタッフによる写真を日々アップしています。
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