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New C-Class Coupé 試乗REPORT 第1弾

クラスの全く新しいモデルとしてフルモデルチェンジして登場した「新型Cクラス クーペ」。「モダンラグジュアリー」を体現した美しいスタイリングに身を包み、最新のメルセデスクーペの一員として生まれ変わりました。 この「新型Cクラス クーペ」を最大3日間お貸出しして、あなたの叶えたかった「夢」を実現してください!というテーマで体験レポーターを募集しました。 今回はその第1弾。思い出の2ドアクーペに奥様を乗せて、若いころのように2人きりのドライブにでかけるのが「夢」だったという、鈴木さんのレポートをご紹介します!

若いころのように妻と2人でドライブを楽しみたい

今から約40年前、初めて妻をドライブに誘ったのは、2ドアのクーペだった。友達も誘いたいとの彼女を説得して、2人きりのドライブに出かけた。その後、結婚して子どもが生まれ、セダン、ハッチバック、ミニバンなど、クルマが好きなので20数台を乗り替え、最近では、Eクラス セダン(W124)を入手しとても気に入っている。
私は間もなく還暦を迎え定年退職となる。子供たちにも手がかからなくなった。そんないま、2ドアのクーペに乗り、また若い頃のように妻と2人で温泉巡りのドライブなどを楽しむのが、定年退職後のささやかな「夢」である。

新型Cクラス クーペならば還暦を迎えた夫婦にもピッタリのクルマだと考える。大人が好む2ドアクーペ。素直にカッコ良い。Cクラス セダンやGLCの出来からして、クーペも素晴らしいに違いない。早く乗ってみたい。Eクラス セダン(W124)に乗って「メルセデスに乗ると、もう他には乗れない」と、安心感ある乗り心地に満足している妻も、最新のメルセデスならば満足するに違いない。
そんな気持ちでいたころ「いちどきりの人生。New C-Class Coupé 試乗キャンペーン」を見つけた。
また2ドアクーペの助手席に妻を乗せて、2人きりのドライブに行きたい。そう思って早速応募した。当選の連絡をもらったときは、とても嬉しかった。

想像以上のカッコ良さ

六本木にあるメルセデス・ベンツ コネクション東京には、ブリリアントブルーの綺麗な新型Cクラス クーペが用意されていた。 今回お借りしたのは「C 180 Coupé Sports+」。最初に対面しての印象は、19インチの大きなホイールにランフラットタイヤがとてもよく似合っている、と感じた。果たして乗り心地はいかがなものか、期待が膨らむ。 Sクラス クーペやMercedes-AMG GTを思い起こさせるマッシブなリアデザイン。フロントスポイラーやサイド、リアスカートはAMGスタイリングパッケージ。 これらの「AMGライン」でまとめられた新型Cクラス クーペは、想像以上のカッコ良さである。

いよいよ、乗り込む。ドアはガッシリ重く、大きい。サッシュレスの窓は、ドアを開けるときに少し下がり、ドアを閉めると窓が上がり、密閉される。
ワイド&ローな印象の外観から想像するよりも、運転席への乗り込みはごく自然で、Cクラス セダンとそんなに変わらない感じがした。
最近、口癖になっている「ヨッコラショ」と言わなくても、すんなりと運転席におさまる。
内装もスポーティでありつつも、かなり質感が高い。ブラックアッシュウッドの木目が落ち着いた高級感を醸し出す。丸型のアナログ時計も素敵だ。
そして、いよいよ出発。3日間の試乗の始まりである。

まずは自宅まで走ってみる

六本木から横浜の自宅に帰るルートは、第三京浜ではなく首都高を使った。首都高の路面のつなぎ目の段差でも、決して不快な振動などは伝わってこない。サスペンションが上手く動いている感じである。スポーティな乗り心地で、シャープかつ正確なコーナリングが楽しめる。若い頃に走り回っていた感覚を思い出した。こういったクルマに乗ると、精神も若返る。

自宅の駐車場にもすんなりと収まる。自宅付近の道路は、昔は農道だったところなので、道幅も狭く、曲がりくねった道も多い。このクーペの横幅は1810mm。ミラーまで入れると2025mmと堂々としたものである。ところが、メルセデスの良き伝統で、このクーペもステアリングがよく切れる。5.2mの最小回転半径、8.4インチワイドディスプレイに映し出されるパーキングアシストリアビューカメラの鮮明な映像、前後のバンパーに埋め込まれた超音波センサーを使ったパークトロニックなど、さまざまな機能のおかげで狭いところでの取り回しも安心である。

そして海へ

保土ヶ谷バイパスを南下して、三浦半島へドライブ。久里浜、浦賀と走り海沿いのロケ地を探し、葉山、逗子を抜けて鎌倉へ。
昔の歌を口ずさみながら、快調に走る。気分が良いドライブである。
葉山、逗子、材木座、七里ヶ浜などは、20代の頃に毎週のように通ってはウィンドサーフィンをやっていたので懐かしい。
今日はウィンドサーファーこそ見かけなかったが、サーファーが何人も波乗りに興じていた。
帰りは、江の島、藤沢を抜けて帰宅。途中、ディストロニック・プラスを使用した。自動で前車との距離を保ち走ってくれるので、疲れ知らずであった。前のクルマが止まると、スムーズな減速をして、最終的にはキチンと止まる。こうした先進技術は、疲労軽減に大いに役立つ。

2日目は山へ

2日目の今日は富士山をバックに写真を撮りたいと思い、三国峠から山中湖に抜けるルートを走ってみよう。
東名高速を大井松田でおりて、国道246号をしばらく走り、やがて峠に入る。そこで、ダイナミックセレクトのスイッチをComfortからSport+に切り替える。
このダイナミックセレクトはモードが5種類あり、エンジン、トランスミッション、ステアリングの制御、ECOスタートストップ機能やエアコンの作動状況もコントロールする。標準設定のComfort、燃費優先のECO、スポーティなSport、さらにダイナミックなSport+、さらに、ドライバーの好みで設定できるIndividual モードも加わる。
今回は、ほとんどComfortで走行した。これでも充分スポーティなのだが、Sport+にすると、ステアリングがクイックになり、シフトスケジュールもエンジン回転を高めに設定される。
Sport+を実際に峠道で試してみると、きめ細かなシフトダウンアップを繰り返し、スムーズな走りを楽しめる。パドルシフトも試してみたが、こちらも反応が速く、マニュアル的にも楽しめる。
とはいえ、峠道でも助手席の妻からは「振り回されることなく、安定していて快適」との感想。さすが、メルセデス。オトナの味付けが絶妙である

曇り空の下、富士山が顔を出す撮影ポイントを探す。山中湖で富士山をバックに写真を撮れた。若い頃に時々行った湖畔のレストランで昼食。いまでもまだ営業していたのには感激した。
食後は、河口湖を目指して走る。ここで、このスタイリッシュな後ろ姿の、どこにパーキングアシストリアビューカメラが付いているのか、見てみたくなった。バックギアに入れて、妻にカメラを探してもらうと、トランクリッドのスリーポインテッド・スターが開いてカメラが出てくる。まるでスパイ映画のハイテクカーのようである。
帰路は、再び山中湖経由で「道志みち」を通って帰宅。昔と違い、この道もきれいに整備されて快適である。そんな道をノンビリ流していると、本当に快適で、上質な空間に包まれてドライブを楽しめる。
今日もやはり、ディストロニック・プラスを活用して疲労軽減。このディストロニック・プラスはとても操作しやすい。ウィンカーレバーの並びに位置するレバー一本でオン/オフ、スピード設定まですべて可能で、初めてでもすぐに慣れて確実に操作できる。抜群の操作性である。

3日間の試乗を終えて

いよいよ最終日。返却の前に手洗い洗車をしながら、ジックリとクルマを観察した。新型Cクラス クーペの美しい曲線でデザインされたボディを洗うのは、とても楽しかった。綺麗になったところで、メルセデス・ベンツ コネクション東京へ。
私は新しいCクラスのセダン、ステーションワゴン、そしてGLCも乗った経験がある。今回の新型Cクラス クーペが私のライフスタイルに合っていると思った。
太いタイヤと上質なサスペンションでフラットな乗り心地が感じられ、私が普段乗っているEクラスのセダン(W124)にも通ずる、メルセデスの伝統の乗り心地を体験できた。1.6リッターターボエンジンは、峠道でも元気に走り回れる気持ちよさ。安全に気持ちよく走れるこの新型Cクラス クーペは、とても満足いく一台だ。
この流麗なスタイリングと上質な内装に包まれ、ゆったりと走っていたくなる。若い頃のように、またクーペを所有してみたくなった。

 

ABOUT CAR

C 180 Coupé Sports

新しい洗練をまとう、ロー&ワイドフォルム。上質な素材が創り出す、スタイリッシュなインテリア。メルセデス最先端の知能を備えたクルマ。

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