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PAPERSKY Hokkaido Road Trip with Mercedes-Benz: Day3

東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ

ファッションデザイナー、スズキタカユキさんご夫妻を訪ねて、根室へとメルセデスを走らせる。雑誌『PAPERSKY』の北海道ロードトリップ、3日目の記録。

大樹町の「MEMU EARTH HOTEL」からスタートした3日目。東へと車を走らせ、根室半島を目指す。

日本の最東端といわれる根室半島は、いわば陸の孤島。観光地化されていないこともあり、手つかずの自然がそのまま残る。

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自然景勝地・春国岱で丹頂鶴の親子に会った。

街中にはロシア語の標識や教会も垣間見え、どこか異国情緒溢れる街でもある。最近道外からの移住者が増えているこのエリアで、ファッションデザイナーのスズキタカユキさんと妻でアーティストの髙橋涼子さんに出会った。ふたりもまた根室に魅了され、4年前に引っ越してきた移住組。現在、スズキさんは東京との2拠点生活、涼子さんは根室に住んでいる。

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スズキ夫妻の自宅にて。

「東京から移住した友人に誘われて遊びにきたのがきっかけでした。来てみたら、見たことのない風景が広がっていて、ただただ気持ちよかった。光の質も違って、ちょっと日本ではないような不思議な光景だったんです」とスズキさん。森に一歩入れば野生動物に出会い、四季折々の美しい草花も目に飛び込んでくる。原生のままの自然のなかで住んでみるのもおもしろいんじゃないかとふたりの意見が一致した。生活を始めてみて涼子さんの作品づくりも変わっていったという。
「森や海など、ダイナミックな自然を身近に感じられる環境で、自分の内面からよりも、もっと本能的に感じるものを表現したいと思うようになりました」

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落石岬を案内してくれたスズキ夫妻。

次の日の朝、ふたりのお気に入りの場所、落石岬を案内してもらった。水芭蕉の湿原を抜けると美しい草原が広がっていて、その先は断崖絶壁、眼下には太平洋が広がっている。遠くに戯れているのはエゾ鹿の大群。確かに、ここは日本なのかと疑うような壮大な光景に圧倒されながら、しっかりと目に焼きつけて、根室半島を後にした。

東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ
落石岬に向かう木道の脇には水芭蕉が満開を迎えていた。
東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ
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落石岬は国内でもめずらしいサカイツツジ自生地の湿原が広がる。
東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ
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野生エゾ鹿の群れ。
東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ
東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ
移住者たちが根室の魅力発信のために結成した「VOSTOK」のカフェ、「VOSTOK labo」のお菓子。
東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ
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日本最東端にあるイタリアン「Boschetto」。
東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ

Spot information

道の駅 スワン44ねむろ

根室市酪陽1
TEL: 0153-25-3055

 

Boschetto

根室市光洋町5-94
TEL: 0153-27-1931

ABOUT CAR

A 180 Style

対話型インフォテインメントシステム、最新の安全運転支援システムを搭載。モダンなエクステリアに先端技術を注ぎ込み、快適性を大きく向上させたスポーツコンパクトモデル。

PAPERSKY

『PAPERSKY』は、2002年創刊のトラベル・ライフスタイル誌。「地上で読む機内誌」をコンセプトに、世界各地の自然や文化、暮らしのなかから生まれるストーリーを、ちょっと違った視点から紹介している。

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