Drive > Travel > 勝沼で、眺望とワインを味わい尽くす1泊2日のショートトリップ

勝沼で、眺望とワインを味わい尽くす1泊2日のショートトリップ

photos: Toshitaka Horiba
words: Masanori Yamada

宿泊するから、ハンドルを握るドライバーも美酒と美食を楽しめる。「ワイン」をテーマにした温泉宿へ。クルマを走らせて気軽に向かえる勝沼は、ショートトリップに格好の行き先だ。

片道2時間で行けるつかの間の非日常

時間がぽっかりと空いたとき、ふと思い立って旅に出たくなることはないだろうか。計画していたわけではないから、目的地はほどほどの距離が現実的。初めて訪問する地であれ、再訪の地であれ、1泊2日のショートトリップならあれもこれもと欲張らず、ゆったり過ごすためにも万事ほどほどがちょうどいい。

そんな思いでE 220 d アバンギャルド スポーツを走らせ向かったのは、日本ワイン発祥の地としておなじみの山梨県・勝沼。都心からでも中央道経由で2時間ほどと近いうえ、恵まれた自然がもたらすおいしい食材、美しい景観、気持ちのいい温泉と、ショートトリップにうってつけの魅力にあふれているからだ。

笛吹川フルーツ公園へ

手前に甲府盆地の街並み、遠くに八ケ岳や富士山などの名峰を望みつつ爽快なドライブを堪能できる、方々にある高台の道は“山梨ドライブ”の醍醐味の一つ。日中はもちろん夜景もことのほかきれいで、なかでも笛吹川フルーツ公園は山梨を代表する夜景スポットとして有名だ。 

E 220 d アバンギャルド スポーツ

BlueTECディーゼルエンジンは燃費に優れるだけでなく、勾配のきつい坂道を苦にしない骨太で頼もしいトルクと、アクセルワークが楽しくなる軽快な吹け上がりとが共存。どんなときでもストレスフリーの運転をかなえてくれる。

ラウンジ

川のほとりにある隠れ宿へ

県道140号線を折れて笛吹川を渡り、ヒヤシンスレッドのEクラスを滑り込ませた「笛吹川温泉 別邸 坐忘」は、“ワインの宿”と称されることもある温泉宿である。というのも、醸造技術を学ぶため1877年、日本人として初めてフランスに渡った土屋龍憲が1891年に設立した「まるき葡萄酒株式会社」が運営しているためだ。

絶妙な和洋折衷の空間に、これまた絶妙な選書がなされた本がたくさん並ぶライブラリーに無料でいただけるまるきワインを常備するのに加え、14時のチェックインに合わせて15時半からはワイナリーツアーが行われており、クルマを止めてホッとひと息、ドライバーも思う存分ワインを味わうことが可能。1泊2日のショートトリップだからこそ許される、ささやかにして贅沢な大人の時間がここにはある。

ロビー

ワインがずらりと並んだロビー横の土産物売り場も“ワインの宿”ならでは。少量生産のためここでしか購入できない希少な銘柄もあり、自分用に、はたまたギフト用にと目移りしてしまうに違いない。 

露天風呂付きの別邸 離れ
露天風呂付きの別邸 離れは全8室。12畳の和室とツインベッドルームからなる広々とした部屋は、いずれも落ち着きある和モダンなしつらえ。
露天風呂付きの別邸 離れ
別邸 離れの露天風呂
庭とその背後の林の景観を眺めながらリラックスできる別邸 離れの露天風呂。アルカリ性単純温泉の自家源泉は、熱過ぎず、ぬる過ぎずのちょうどいい湯加減。
別邸 離れの露天風呂
茶料理 懐石まる喜
別邸 離れの宿泊客に供される茶料理の夕食は、移築後に改装された築140年の古民家「茶料理 懐石まる喜」にて。
茶料理 懐石まる喜
茶料理
主人、すなわち主催者が自らの手料理、茶器、しつらえで客人をもてなす茶料理は、一汁三菜に始まる懐石料理のルーツ。最後に茶が用意されるのも風情があっていい。
茶料理
まるき葡萄酒の樽貯蔵庫
15時半からと11時から、坐忘を運営する日本最古のワイナリー、まるき葡萄酒へのワイナリーツアーを実施。クルマを停め、チェックインしたら存分にワインテイスティングという楽しみ方もおすすめだ。
まるき葡萄酒の樽貯蔵庫
洞窟風呂
広々とした大浴場の露天風呂の奥には、先人が造営した名物の洞窟風呂が。この露天風呂しかり、敷地内に点在する立派な庭石もまたしかりこの宿の見どころ。
洞窟風呂
本館の庭園露天風呂付和洋室(全2室)
8畳の和室とツインのベッドルームで構成される本館の庭園露天風呂付和洋室(全2室)は高いリピート率を誇る人気の部屋。
本館の庭園露天風呂付和洋室(全2室)
露天風呂
源泉かけ流しの露天風呂は眼前に日本庭園が広がるテラスに設置。デッキチェアでくつろぐ湯上がりは至福のひと時。
露天風呂
錦鯉
井戸水が入る日本庭園の池は透明度がとても高く、錦鯉の美しさがより映える。餌を求めて寄ってくる様子が愛らしい。
錦鯉

Spot information

笛吹川温泉 別邸 坐忘
http://www.fuefukigawaonsen.com

ADDRESS 山梨県甲州市塩山三日市場2512

TEL 0553-32-0015

無休

駐車場あり

※ワイナリーツアーは前日までに要予約

一軒家のフレンチで山梨を感じる

温泉とワインにとろけた翌日、帰路に就く前に立ち寄ったのは「エリソン・ダン・ジュール」。塩山のぶどう畑を走り抜け、少しばかり細い道を進んだ先にあるフレンチレストランである。

「山梨らしい自然に囲まれた環境でおもてなしをしたくて」と、塩山駅の近くから中村夫妻がここに移ってきたのは2011年のこと。木々に囲まれ、川の音が静かに聞こえる格好のロケーションは、“森の中の一軒家”そのものだ。

エリソン・ダン・ジュール

ロケーションへの想い同様、こだわりは料理にも貫かれていて、使用する食材は地元産が基本。周りの山に自生する朝採れのキノコや山菜、自家菜園の野菜など、自ら食材を調達するまでになったのも、この地の豊かな自然に感化されたからだという。

エリソン・ダン・ジュール

“d’un jour=ダン・ジュール”はフランス語で「ある日」という意味だが、この店名にシェフの心意気が表れている。「その日に手に入るものでメニューを考えます。輸入食材を使ってまで提供しようと思いませんし、そういうものはここでなくても食べられますから。大変と言えば大変ですが、でも楽しいですよ(笑)」

ヤギ

自然に囲まれた環境と食材への熱が高じ、「いずれはシェーブルチーズを作りたい」とヤギを飼い始めた夫妻の優しく滋味深い料理はもとより、ワイン産地ならではと思わせる日本の希少なヴァン・ナチュールの種類も圧巻。ここでもまた、帰ってからの楽しみが一つ増えることになるだろう。

先を急ぐことなく、温泉にじんわり漬かり、食とワインをじっくり味わう、メルセデスとの1泊2日のショートトリップ。緑がみずみずしく輝くこの時季は、晴れでも梅雨空でも、そのときどきの美しさに満ちている。

Spot information

エリソン・ダン・ジュール
http://herisson-koshu.com

ADDRESS 山梨県甲州市勝沼町中原5288-3

TEL 0553-39-8830

営業時間
ランチ 11:30~14:30(13:30 L.O.)
ディナー 17:30~22:00(21:00 L.O.)
ガーデンカフェ 14:00~17:00(11~3月および雨天時休業)
※ランチ、ディナーともに前日までの予約制

不定休

駐車場あり

鹿や鳥のジビエは地元の猟師から仕入れるものもあれば、理想とする料理のために狩猟免許を取得したシェフによるものも。
窓越しの緑が印象的な、実直で飾らない居心地のいいメインダイニング。他に20席のバンケットルーム、半個室のサンルームも。

 

ABOUT CAR

E 220 d AVANTGARDE Sports

E 220 d AVANTGARDE Sports最先端の技術と上質な乗り味が融合したコンフォートセダン。

関連キーワード

Share on:

RELATED

RECOMMENDED

RECENT POST