スマートに加わった新グレード、BRABUS スポーツ。
みなさん、こんにちは。今回はいつものメルセデス・ベンツではなく、スマートを試しました。僕が試したのはスマートの4人乗り4ドアモデルであるforfourに設定されるBRABUS スポーツというグレードです。

2人乗り2ドアのスマートfortwoおよび4人乗り4ドアモデルのforfourには、トップモデルとして「BRABUS」が設定されています。これは搭載エンジンも最も高出力化され、サスペンションも専用チューニングを受け、さらにBRABUSが手がける専用の内外装が与えられるモデルです。一方、今回試したBRABUS スポーツはそのエッセンスを上手く取り入れたグレードです。
写真を見ていただくとわかるようにエクステリアでは前後のバンパーがBRABUSのデザインのものに変更されるほか、アルミホイールもBRABUSのデザインしたものに変更されています。そしてインテリアでは、シフトノブやサイドブレーキレバーにBRABUSのロゴが与えられるなどしているのがポイントです。

一方でメカニズムに関しては、これまでにも存在しているターボモデルと共通となります。搭載される0.9Lのターボエンジンは90psを発生。そしてハンドルにはパドルが与えられていて、MTライクな操作も可能となっています。

最小回転半径は4.1m! 極めて高い小回り性能。
スマートの最大の特徴は、極めて小さな回転半径。fortwoは実に3.3m、forfourでも4.1mと驚くほど小回りがききます。通常のクルマは5mを超えるものが少なくないので、いかに小回りがきくかがわかるというものです。
実際に走らせると都内の狭い道でもスイスイ、キビキビと走る様が印象的。加えてスマートはfortwo、forfourともにエンジンがリアに搭載されているため、その走りもとても印象的です。

エンジンがリアに搭載されているために、アクセルを踏み込むと後ろから押されるような感覚で小気味よく走り出します。さらにハンドルは通常の小型車で多く採用される前輪駆動と異なり、前輪は操舵機能のみが働くので、ハンドルを操作した時の感触がとてもスッキリとしていて気持ちが良いのです。
そしてこの後ろから押される感覚と、ハンドルを操作した時のスッキリとした感覚は、他のクルマからはなかなか感じられないスポーティな味わいをドライバーにもたらしてくれます。
結果スマートは、走ること自体がとても楽しいのです。
今回は、三鷹の自宅から都内はお台場にある潮風公園までの道のりで、一般道と首都高を織り交ぜたルートでしたが、日常的に走る道がとても楽しく気持ち良いものに感じられたのでした。
日常に加わる、走りの楽しさ気持ち良さ。
その意味では、スマートで都心を駆け抜けるということは、日常の世界でありつつもドライビングの楽しさが得られることでもあるわけです。
実用的でキビキビと走り、小気味よく駆け抜ける。そんな感覚があるのがスマートの良いところ。加えてこの BRABUS スポーツならば、そこにスタイリッシュな魅力も加わっている1台でもあります。
皆さんも機会があれば、ぜひ一度その走りを味わってください。

ABOUT CAR
smart forfour BRABUS sports
力強くスポーティなダイナミズムが宿るBRABUSデザインのエクステリア。スタイリッシュなデザインと高い質感が走りの気分を高めるインテリア。そして、パワフルで素早いレスポンスのターボエンジン。すべての道を、スタイリッシュに俊敏に駆ける新グレード、smart forfour BRABUS sports。