MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)によって、“クルマと話す時代”をいち早くも現実のものにした新型Aクラス。世間の注目はその画期的なインフォテインメントシステムに集まりがちだが、なにより、スポーティで若々しく、同時に高い実用性も備えたハッチバックスタイルでメルセデスの裾野を大きく広げた先代モデル同様、身近で親しみやすいメルセデスという点において、多くの人にとって気になる存在だろう。
モータージャーナリストの河口まなぶさんがナビゲーターを務める、メルセデス・ベンツの注目モデルやさまざまな活動を発信するコミュニティ「MerC」は今回、そんな気になる新型Aクラスを題材にファンミーティングを開催。現役オーナーを含む数多くのファンが集まった。

イベントはまず、日本発売前に行われた海外試乗会でいち早く新型Aクラスに触れ、以降も常にウォッチを続けている河口さんと、メルセデス・ベンツ日本広報室製品広報課担当者による新型Aクラスのプレゼンテーションからスタート。

トークショーでは普段はプレス向けのみに語られる内容を特別にお話するなか、「○○○はどうなんでしょうか?」「○○○はいつごろ導入するんですか?」といった河口さんの突っ込んだ質問に担当者がタジタジになる場面も。


ひと息ついたところで、新型Aクラスのローンチパーティーに参加者にのみ配布された「Hi, Mercedes Produced by BEAMS Tシャツ」をはじめ、ファンにはたまらないグッズがもらえるじゃんけん大会へ。3回連続で勝ち抜けする人も現れるなど、大いに盛り上がった。

そんなじゃんけん大会に続いて本日の主役、新型Aクラスと遂に対面の時間がやってきた。実車を見るのは初めての人がほとんどということもあり、みんな興味津々。MBUXを使って驚いたり、デザインをしげしげと眺めたり、ラゲッジスペースの広さを確認したり、ときには車両説明をする河口さんに質問したりと、楽しい光景が繰り広げられていた。


メルセデス・ベンツのデザイン哲学<Sensual Purity=官能的純粋>を纏ったルックスもまた、新型Aクラスの見どころだ。

新型Aクラスがずらりと並ぶめずらしい様子を写真に収めたりしつつ、イベントのハイライトとなるテストドライブがスタート。一般道でのドライブは、新型Aクラスのセリングポイントである静粛性や視界の良さ、新開発の1.4L直列4気筒直噴ターボエンジンの感触などを肌で感じるのにうってつけといえる。

限られた時間の中、新型Aクラスの魅力を少しでも理解してもらうため、同乗のスタッフがMBUXをはじめ、さまざまなな機能についての説明を実施。実際にハンドルを握った参加者からは、快適性や乗り味など、試乗したからこその感想が聞こえてきた。

河口さんのナビゲートで新型Aクラスを堪能したMerC New A-Class ファンミーティング。メルセデスをよく知るプロのトークと説明、そして実車でのテストドライブを通じ、新型Aクラスの実像がつかめたのではないだろうか。今後の「MerC」の展開にも、ぜひ注目していただきたい。