

美味しいカレーのためなら、遠出も苦にならない
中学生の時に料理作りに目覚めて以来、レシピ本を出版するほどの腕前を持つ櫻井さん。7年ほど前、テレビ番組の企画でインドカレー店を訪れ作り方を学んだことがきっかけで、カレーの沼に入る。今ではカレー番組のメインMCも務めており、公私ともにカレー巡りがライフワークのひとつになっている。
「もともと美味しいものを食べるためなら、数時間の運転もぜんぜん苦になりません。むしろフットワーク軽くいろいろな店を巡ることができるのは、クルマの利点そのもの。道中も楽しいですしね。今日はC 220 d AVANTGARDEを運転していますが、ディーゼルターボエンジンのパワフルさとステアリングに手を添えているだけでクルマが運転をサポートしてくれる先進的なクルーズコントロールのおかげでストレスなく現地まで来られました」
今回訪れた千葉市は、老舗から最新のスパイスカレーまで群雄割拠。クルマでカレー巡りをするにはうってつけなのだとか。
「都内や関東近郊ではひとつ路地を入ると狭い道も多い。Cクラスのように取り回しの良いサイズ感のクルマは行動範囲を広げてくれますね」


芸術性の高い唯一無二のモダンインディアン
まず向かったのは、千葉駅から少し離れた住宅街にある「ベンガルタイガー」。インドの西ベンガル地方出身のシェフが腕を振るうレストランだ。櫻井さんがメインMCを務めるカレー番組で2年前に訪れて以来、再訪を心待ちにしていたと言う。
「ここのカレーは、もちろん味も最高なのですが、ビジュアルまで本当に美しい。食用花やカラフルなソースで彩られていて、同じメニューでも作る度に盛り付けを変えているんです。食事の時間を楽しんでほしいというシェフのおもてなしの心が溢れていますよね。やっと食べられるのが本当に嬉しいです!」
シェフが「前回来てくれたときと料理が被らないように」と用意してくれたのは、エビマサラカレーと、主に土日限定で登場する週替わりのビリヤニ、タンドリーチキン2pcsの三品。
「スパイスの香りが本当に豊か。食用花やソースもただ飾ってあるだけではなく一緒に食べると味の変化が楽しめるので、少しもったいない気持ちにもなりますが大胆に食べるのがおすすめです!」

シェフのシェイク・サヒドさんは、長年マレーシアの5つ星ホテルのレストランに勤務し、インド料理部門のヘッドシェフを務めた腕の持ち主。その後働いたシンガポールでは世界的IT企業のインド部門専属シェフとなり、インド料理に限らず多様な食文化にも触れ、そこから得たアイデアを「ベンガルタイガー」で取り入れているのだとか。異なる国籍の料理を掛け合わせた「イノベーティブ・フュージョン」というスタイルで、他にはない唯一無二のカレーを作り上げている。
「カレーは一人一皿で注文するイメージがあると思いますが、このお店は複数人で来ていろんな料理をシェアしながら食べるのもおすすめ。カップルや家族・友人とぜひ訪れてみてください」


日本人の胃袋をわしづかみする老舗の絶品ターリー
「ベンガルタイガー」から北西に20分ほどメルセデスを走らせてやってきたのは、1981年創業の老舗「印度料理シタール」。C 220 d AVANTGARDEの美しい曲線を描く流麗なフォルムは、お店のアーチ状の窓が個性を放つファサードにも負けない存在感を放つ。
「印度料理シタール」は、当時まだ日本に数軒しかなかったインド料理店で修行をした増田泰観さんが、日本人にも食べやすい手作りカレーの店としてオープン。とりわけ辛くなくクリーミーで濃厚な「バターチキンカレー」が大ヒットし、全国にファンを持つ名店だ。
「通し営業にも関わらず、平日からどの時間帯も行列が絶えないほど人気なんです。ずっと来たかったのですが、ようやく念願が叶いました! 店内は客席も厨房も活気があって、立ち込めるスパイスの香りがたまりません」
「厨房を外から覗けるのですが、年季の入ったタンドール釜で見るからに美味しそうなチキンが焼かれていました。注文するメニューはお店イチオシの『スペシャルターリー』(3,150円)で、選べる三種のカレーとチキンを堪能するべきでしょう!」
櫻井さんが今回選んだカレーは、チキン、キーマ、マトン。運ばれてきたプレートには、ハーフナンやハーフライスに「ハロワ」というにんじんケーキまで付き、ボリュームたっぷり。

「インド料理のスパイスの使い方と日本人ならではの繊細さが両方合わさって作られたカレーという感じで、すごくリッチな味。とても美味しいです。 チキンは骨付きと骨なしの2種類で、焦げたところの香ばしさがありつつ身はジューシー。火入れ加減も最高で贅沢な逸品ですね!」
食後には厨房にも入らせてもらい、店主の増田さんからカレー作りのポイントを伺える貴重な一幕も。
「スパイスは一種類ずつ自ら直接輸入しているそうで、細かいこだわりを随所に感じました。そのすべてがこの味に繋がっているんだと思うと感動的ですね。またすぐに来たくなりました!」

C 220 d AVANTGARDEは、探究心を満たすための最高の相棒
美味なるカレーと出合ったCクラスでの店巡りを終えて、櫻井さんは満足気。理由を尋ねると、そこには人生を豊かにするヒントが隠れていた。
「今回のように美味しい料理に巡り合うと、ものすごく格好良い曲を聴いた後の『やられた〜!』っていう気持ちになるんです。音楽は娯楽だから、必要なときだけ聴くということができるけど、食事は絶対に毎日食べるもの。だからこそ一食一食を大切にして、美味しい店があると知ればできる限り駆けつけたい」
その意味でもクルマは、可能性を広げてくれる存在だと続ける。
「C 220 d AVANTGARDEのように上質なクルマであれば、移動中ですらエンターテインメントになる。このラグジュアリーな体験を皆さんにもぜひしてもらいたいですね」
食への探究心を満たすため、クルマが欠かせないものとなっている櫻井さんのライフスタイル。C 220 d AVANTGARDEが相棒となれば、彼もまだ知らない新しい世界を切り開いてくれるはずだ。
ABOUT CAR
Cクラスの最新モデル。直感的な操作を実現した大型のメディアディスプレイやリア・アクスルステアリングなど、メルセデスのフラッグシップモデルであるSクラスの最先端技術を多数搭載。滑らかなラインで構成されたエクステリアは上品かつスポーティな印象を与える。