5月3日(水)、4日(木)の両日にわたって、富士スピードウェイでSUPER GT第2戦が開催された。
3日に行われた予選ではMercedes-AMG GT3が速さを見せつける。グッドスマイル 初音ミク AMG が見事にGT300クラスのポールポジションを獲得、GAINER TANAX AMG GT3が3位に続いた。
富士スピードウェイの特徴は、約1.5kmの長いホームストレートがある一方で、コース後半にはタイトな低速コーナーが連続すること。どちらに合わせてセッティングするかが難しいコースではあるがけれど、グッドスマイル 初音ミク AMGは、予選で見事な走りを披露した。
ただし、このレースは500kmの長丁場、毎年なんらかのドラマが起こる。ポールポジション獲得は朗報だ。しかし、この速さを明日の勝利に結び付けなければならない。
明けて4日は絶好のレース日和。ゴールデンウィークの富士スピードウェイには5万8000人もの観客が集まり、スタートの瞬間を今かと待った。
午後2時10分、レースはスタート。110周、500kmの長旅が始まった。
決勝レースでもグッドスマイル 初音ミク AMGは予選で見せた速さを保ち、首位を快走する。GAINER TANAX AMG GT3が2番手にあがり、Mercedes-AMG GT3がワン・ツーのフォーメーションとなる。
しかし61周目にトラブルがグッドスマイル 初音ミク AMGを襲う。タイヤがパンクし、緊急ピットイン。レース終盤にもパンクに見舞われたグッドスマイル 初音ミク AMGは順位を落とす。
レース後半、GAINER TANAX AMG GT3は激しいトップ争いを繰り広げたが、7秒ほど届かず2位。予選で振るわなかったLEON CVSTOS AMGは、確実にレースをまとめ5位に入賞した。
最高の結果とは言えないものの、予選、決勝を通じてMercedes-AMG GT3がトップを争うポテンシャルを持っていることはしっかり証明できたレースだった。
次戦第3戦は、5月20日(土)、21日(日)に大分県のオートポリスで開催される。