学校や職場など、暮らしの節目となる季節が今年もやって来た。冷たい冬の空気が去り、朗らかな春の陽気に心が躍るとき、それは桜の時季の訪れでもある。日に照らされ、風に揺られ、ときどきに表情を変えてみせる桜の美しさを見られるのは、ほんのわずかな期間だけ。“春ドライブ”を心地よく彩ってくれる、関東近郊の桜スポットへ愛車を走らせてみてはいかがだろう。
長瀞(埼玉県)

国指定の名勝にして天然記念物の岩畳がとくに有名な長瀞は、春夏秋冬さまざまな自然の表情やアクティビティが楽しめる人気の行楽スポット。一帯には3000本もの桜が植えられており、長さが2.5㎞もある北桜通りや法善寺のしだれ桜など、各所でその美しさを堪能できる。(c)SHOJI KATO/SEBUN PHOTO/amanaimages
■関越自動車道・花園ICから約30分/近隣の有料駐車場を利用
赤城南面千本桜(群馬県)

およそ1.3㎞にわたってソメイヨシノが市道に咲き誇る、前橋市を代表する桜の名所。ライトアップされた夜桜見物ほか、桜まつり期間中は郷土芸能をはじめとするさまざまなイベントが行われ、県内外から多くの人が訪れる。駐車場へ出入りする道も見事な桜のトンネルに。(c)TAKAHIRO MIYAMOTO/SEBUN PHOTO/amanaimages
■北関東自動車道・伊勢崎ICから約30分、関越自動車道・赤城ICから約40分/駐車場有
大平山県立自然公園(栃木県)

栃木市の中心部に位置する、紅葉スポットとしても知られる自然公園ではこの時季、両脇に桜が連なる太平山北側遊覧道路が、長さ2㎞ほどの桜のトンネルに早変わりする。時間の余裕があれば、太平山の麓、太山寺にある樹齢360年の立派なしだれ桜もぜひ見ておきたい。(c)HIROSHI ANDO/SEBUN PHOTO/amanaimages
■東北自動車道・栃木ICから約15分/駐車場有
産屋ヶ崎(山梨県)

南北にかかる河口湖大橋の北岸に位置する産屋ヶ崎(うぶがやさき)は、桜の本数自体は多くないものの、各地から大勢の人がやって来る。湖と桜、そして富士山を同時に望める桜スポットなのがその理由だ。絶好のロケーションで“日本の春”を写真に収めてみてはどうだろう。(c)KEIICHI TAKITA/SEBUN PHOTO/amanaimages
■中央自動車道・河口湖ICから約15分/近隣の有料駐車場を利用
千波湖畔(茨城県)

偕楽園公園の一部を成す、周囲約3㎞のひょうたん形の湖にある遊歩道は、春になるとおよそ750本ものソメイヨシノなどが遊歩道を淡い桜並木へと変貌させる。遊歩道や湖上のボートから眺めるのが一般的だが、じつは車中からも鑑賞が可能。夜のライトアップも美しい。(c)HISAO ONODERA/SEBUN PHOTO/amanaimages
■常磐自動車道・水戸ICから約20分/駐車場有
雪月花や花鳥風月など、自然や四季を表現する言葉に欠かない日本。その象徴的な存在である桜への強い想いは、なんと奈良時代から続くものだという。満開時はもちろん、散り際までも可憐に美しい桜。今年の桜もまた、あなたの思い出に素敵な花を添えてくれるに違いない。
※事前に交通規制情報をご確認ください。
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