
人もクルマも外面と内面、両者がともに美しいことが重要
TVや雑誌の第一線で活躍する女優さんなど、多くの著名人のメイクも手掛けるメイクアップアーティストの MICHIRUさん 。そんな美のスペシャリストは外面だけを追求しているわけではない。彼女は、心の内面が整うことにより個性が輝く「インナービューティー」を推奨している。ヨガや瞑想、オーガニックな食事で心と身体の健康を保つことを実践していると言う。
「私が提唱しているインナービューティーというのは、外面の美しさと内面の美しさの両方が備わっていることで、その人の個性が輝くという考え方です。そんな観点でクルマを見ると、メルセデスにはデザインの美しさとともに、乗り心地や運転しながら感じられる様々な要素の上質さが備わっている点で、外面的にも内面的にもバランスの取れたクオリティの高さを感じています」
2年前からC 220 d ステーションワゴンに乗っているMICHIRUさんに、新型Cクラス ステーションワゴンに一日乗ってもらい、印象を尋ねた。まずは外観、ルックスから。
「私は色を扱う仕事柄、どうしてもカラーリングが気になってしまうのですが、このクルマの明るいブルーは、コンクリートの多い都市部にとても映えそうですね。そして側面の流れるようなラインがとても美しく感じます。ステーションワゴンは荷室が大きいため実用的に見えてしまいがちですが、窓を囲むトリミングが人の顔でいうところのアイラインのように曲線を強調することで、側面を見た印象としてはエレガントになっている点が興味深いですね」

運転席に座り、エンジンを始動。ブルッと車体を震わせてディーゼルエンジンが動き出す。
「エンジンの音も私のクルマより静かですね。ここに座って感じるのは、インテリアの高級感です。曲面と平面が複雑に重なりあい、艶のあるパネルとアルミのトリミングや、アンビエントライトが彩りを加えて、それでいて落ち着きを感じます。体が包み込まれているような印象を受け、自分が安全なところにいるという安心感にも繋がるように思います。大きなパネルもいいですね。地図が見やすくて、ナビゲーションの操作がしやすいです。目的地まで迷わず行くことができそう」


メルセデスを乗り継ぐ選択は、
自然なことだった
ファッション撮影からCMや映像作品などさまざまな仕事場には、自分で化粧品を持っていくMICHIRUさん。現場での急なリクエストにも対応できるように準備をすると、メイク道具は大きなスーツケースひとつでは収まらず、サブバッグとあわせて荷物は多いのだとか。
「クルマを使う時の8割は仕事で、毎日のように乗ります。荷物が余裕を持って積めるステーションワゴンはとてもありがたい存在ですね。あとは都内を走ることが多いので、スムーズに走れるCクラスくらいのサイズ感が私にはフィットしています」


MICHIRUさんが13年間愛着を持って大切に乗っていた、86年式の560 SL
以前乗っていた86年式の560 SLは13万キロ乗り、2年前に購入したC 220 d ステーションワゴンも気に入っているとMICHIRUさんは言う。
「洋服でもそうなのですが、一度好きになったものは長く使う性格です。その代わり、買うまでは長い時間をかけて吟味します。ポイントは、自分に合っているかどうか。560 SLに乗っていたころはアグレッシブに仕事をしていたので、クルマも主張の強いヴィンテージカーが自分らしいと感じていました。C 220 d ステーションワゴンに乗り換えるときには、より安心して落ち着いて乗っていられることと、移動のストレスがないことを重視して選びましたが、これも自分の内面が整っていることを重視するようになった心境の変化に合わせてのこと。メルセデスのクルマとしての信頼性の高さや乗っているときの安心感というものを理解していたから、乗り継いだのは私にとって自然なことでした」
今まで乗ってきたメルセデスと、新型Cクラス ステーションワゴンを比較してもらうと、MICHIRUさんは「未来的」と答える。
「大型のディスプレイやタンレザーを配したインテリアは、自分が乗っているクルマとはガラッと変わって落ち着きを感じます。スターパターンがあしらわれたグリル、ボンネットを縦に走るパワードームといったディテールにも華やかな印象を受けますね」

相棒、パートナー、そしてアシスタントとして。クルマはなくてはならない存在
「クルマは、自分にとって“相棒”のような存在です。パートナーであり、アシスタントでもある。自分自身を表現するものでもあります。ファッションの一部でもあり、クルマを含めてマイスタイルの一つだと思っています。私が大事にしているインナービューティーとも繋がるのですが、クルマにも、外面も内面も美しくあってほしい。その点でメルセデスは、伝統として受け継いでいる高級感やデザイン、安全性という哲学をもとに、双方バランスよく表現されていると思います」

どんな個性にもフィットするメルセデスの良さ
MICHIRUさん自身がCクラスが自分にフィットすると感じているように、人によってはSクラスを良いと感じる人がいて、Gクラスに乗ることが自分らしいと思う人もいる。それが自然なことだとMICHIRUさんは続ける。そして、それぞれの個性にフィットしながら上質さを与えられることがメルセデスの良さなのでは、と話す。
自身の愛車であるC 220 dステーションワゴン、そして新型Cクラス ステーションワゴン。進化するメルセデスにあっても、本質的に感じる上質さや安心感は変わらないと言う。続く後編では、そんなMICHIRUさんが新型Cクラス ステーションワゴンと過ごすインナービューティーを磨く休日を追う。
ABOUT CAR
C 220 d Stationwagon AVANTGARDE
キャラクターラインを最小限にとどめたエクステリアが、伸びやかな曲面によるエレガントな表情をうかべるステーションワゴン。ラゲッジスペースは通常時490L、分割可倒の後席をすべて倒せば1510L(ともにVDA方式)の容量でマルチパーパスな活用が可能。