
アナログなクルマも好き。
でも、環境性能も考えたい
「ずっとアナログな趣のクルマに乗り続けてきたので、最先端のクルマを前に今日はちょっと不思議な感じです(笑)」
登山やカヌーなどのアウトドアが趣味の小島さんにとって、クルマは日常であり道具でもある。30歳で登山に目覚めて以降、女優として活躍をしながら、国内外で登った山、踏破した道は数知れず。
過去にはアラスカからロサンゼルスまでの約5,500kmという道のりを約40日間かけてクルマで旅をしたこともあるというから驚きだ。道中の宿泊はキャンプが基本で、合間にはカヌーなどのアクティビティも楽しんだという。


そんな小島さんだからこそ、“アナログな趣のクルマ”を好むのも頷ける。一方で、クルマ好きがゆえのジレンマに悩むこともあったようだ。
「そういう昔っぽいクルマが時代に合わなくなってきていることも分かっています。デザインも昔の四角いフォルムをしたクルマが好きなんですけど、CO2排出量のこととか、環境性能を考えると結局現実的じゃないなって。だからクルマ選びでは、直感的に運転できるような自然なフィーリングを大切にしています」

ガソリン車のような自然なフィーリングが楽しい
メルセデスには、どんな印象を持っているか尋ねてみた。
「都内では日常的に見掛けるから親近感があります。実は私自身、ガソリン車のGLCは何度か運転したことがあって、その時は安心感があってとても運転がしやすいクルマという印象でした。みんなが乗りたくなるのも納得だなって」
メルセデス初の電気自動車であるEQCも、ファーストインプレッションはやはり安心感と運転のしやすさだという。
「電気自動車だから、もっと個性的な乗り心地なのかと思っていたのですが、以前乗ったGLCと比べても違和感がありませんでした。アクセルを踏み込んでも怖くないし、カーブも軽快に曲がってくれる。自然な感覚です」
小島さんがクルマの内外装について求めるのは、どんなことだろうか。
「私にとってクルマは日常的に使うモノ。自転車みたいに気軽な気持ちで乗ることがほとんどなので、シンプルなのが一番です」
シンプルなラインで構成されたエクステリアに、直感的に操作できることを追求したインテリアを持つEQCは、その点でも小島さんに寄り添うクルマであると言えそうだ。


EQCの航続距離は約400km(WLTCモード)。ドライブの途中には、充電も体験してもらった。充電スタンドにクルマを停め、プラグを差し込む。
「ガソリンの給油のような液だれとかも気にしなくて良いし、思っていたよりも手軽でした。何より400kmも走れるっていうことは、富士山の麓周辺なら、1回の充電で往復できちゃうってことですよね。荷室の容量も大きいし、アウトドアにも相性が良さそう!」
※一充電走行距離は、定められた試験条件での値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて異なります。


EQCの細部には人間味が宿る
小島さんにとって、初めての電気自動車体験となった今回。ドライブを終えて感想を聞くと、「慣れない最新のクルマに、最初はどうなるかと少し心配だったんです」と正直な気持ちを話してくれた。しかし、1日乗ってみるとそんな心配もいつの間にやら消えていたと言う。
「確かに便利な機能がたくさん付いている先鋭的なクルマですが、良い意味で“普通のクルマ”だなって感じました。アクセルを踏んだ時の自然なフィーリングやハンドルの握り心地、シートの座り心地とか、設計やデザインに人間らしい温もりを感じられたのが好印象でした」
まさに、メルセデスらしさを追求した電気自動車だからこその感想だ。EQCが彼女にとって新鮮な発見であったように、多くの人にとってもまた、意外性をもたらしてくれる特別な一台だろう。
後編では、EQCで低山トレッキングへ。小島さんのアクティブな休日に密着する。
PROFILE
小島聖/Hijiri Kojima
1989年、NHK大河ドラマ『春日局』でデビュー。翌年、映画『あつもの』で第54回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。感性豊かな表現力と存在感で、舞台や映画、ドラマ、CMなど多方面で活躍。直近では、出演舞台『ハイゼンベルク』が8月に上演予定。プライベートでは大自然に魅せられ、登山経験は10年以上。約10年間の山と旅の記録を綴った著書『野生のベリージャム』(青幻舎 )がある。
【小島さん着用アイテム】
ジャケット(フーディニ/フルマークス Tel.0261-85-6003)Tシャツ(アイスブレーカー/ゴールドウイン・カスタマーサービスセンター Tel.0120-307-560)パンツ(アンドワンダー Tel.03-5787-3460)シューズ(キーン/キーン・ジャパン Tel.03-6416-4808)バックパック(ノローナ/フルマークス Tel.0261-85-6003)腕時計(スント https://www.suunto.com/ja-jp/Support/customer-support/)
ABOUT CAR
持続可能なクルマ社会を実現するために、メルセデス・ベンツが新たに立ち上げた電気自動車ブランド「Mercedes-EQ」。EQCはメルセデス初の電気自動車として登場。電気自動車ならではの高い静粛性と最大トルク765N・mを発揮するトルクフルな走り、クルマ好きを魅了する走行性能を高次元で実現。ドライバーの安全運転を支援するサポートシステム、レーダーセーフティパッケージを標準装備する。