人気作品には欠かせないベテラン声優

「AKIRA」「頭文字D」をはじめ、「呪術廻戦」「ONE PIECE」など、話題を呼ぶアニメ作品には必ずと言っていいほど出演している岩田光央さん。キャリア約40年のベテラン声優の愛車は、Cクラス ステーションワゴンだ。しかも、メルセデスへの偏愛ぶりは筋金入りで、Cクラス ステーションワゴンがモデルチェンジする度に乗り継ぎ、その数は、過去20年間で5台にも及ぶほど。
BETTER POINT 1: 歴代のモデルを想起させるディテールにメルセデス愛が増した!
新型Cクラス ステーションワゴンの印象を伺ったところ、岩田さんがステーションワゴンを好きになった原体験から教えてくれた。「僕が高校生だった頃のある日、現代アートのバイヤーをやっていたクルマ好きの叔父が、メルセデス・ベンツ280 TEステーションワゴンで家に遊びに来ました。叔父は僕にとってカッコいい憧れの存在。クルマを見せてもらうと、メルセデスのステーションワゴンがいかに素晴らしいかを教えてくれたんです。積載力が優れていてゆとりを感じることやハンドルを切るとタイヤが傾き小回りがよく利くことなど、楽しげに話してくれました。当時の自分にとってメルセデスはほど遠い存在でしたが、その時に印象がガラリと変わって、いつか乗りたいクルマになったんです」

岩田さんの現在の愛車C 200 ステーションワゴン
「20年ほど前に初めて購入したメルセデスは、W203のステーションワゴンです。それまではビンテージカーに乗っていたのですが、仕事も安定してきて、家族と一緒に乗るので安全性も考えて、ついにメルセデスを選びました。流麗なデザインや電子制御の操作など、自分の乗っていた旧車とは比べ物にならないくらい近代化されていて興奮しましたね。包まれ守られているかのような車内の安心感と、長時間の運転でも全く疲れないことにとても驚いたのを今でも鮮明に覚えています。以来、新型が出る度にいろいろとアップデートされるので都度感動していて。次はどうなるんだろう、その次は……⁉︎ といつも楽しみなんです。毎回しっかりと期待に応えてくれるので、浮気ができないですよね(笑)」

「今回乗った新型Cクラス ステーションワゴンは、エクステリアやインテリアのデザインは最先端でカッコいいですが、ドアの開け閉めとアクセルを踏む時の重みなど、細かいところが昔のメルセデスに近く、心地よい重厚感がありました。懐かしさを感じて、とても愛着が湧きますね。スペクトラルブルーのカラーも、僕が初めて購入したメルセデスと同じ色で、青い空に映えて美しいです」
BETTER POINT 2: ディーゼルエンジンの快適な走行性に驚嘆

運転が大好きで、休日はあてもなく高速道路をドライブするという岩田さん。新型Cクラスの走行性について、どんな発見があったのだろうか。
「まずハンドルのデザインがこれまでよりスポーティになっていて、運転する気分が高揚しますね。速い速度でのカーブも車体がしっかり付いてくるので非常に安心です。遊びが少なくて、ハンドルを切ったらその分しっかり反応するクイックさも良いと思いました」

「あとは、初めて乗ったディーゼルエンジンの加速の良さに驚きました。想像ではガソリンエンジンには劣ると思っていましたが、まったく遜色ないですね。むしろエンジンの回転数が低いところでも安定してスピードが出る。試しに、2つ3つギアを下げて加速してみたのですが、ガソリンエンジンがもたつきがちな2,000回転くらいのところでもトルクがしっかりと発生して、このクルマはぐいぐいスピードが出てくるので感心しましたよ。次のクルマはディーゼルエンジンでも良いなと思いました」
ステーションワゴンへの変わらぬ愛

ステーションワゴンとの出合いからディーゼルエンジンの走行性まで、目を輝かせながら語ってくれた岩田さん。歴代の同車種に乗っているだけあり、次の愛車になるかもしれない新型車への眼差しは熱かった。
後編では、彼の休日と仕事など、そのライフスタイルにフィットする新型Cクラス ステーションワゴンを紹介する。
ABOUT CAR
C 220 d Stationwagon AVANTGARDE
キャラクターラインを最小限にとどめたエクステリアが、伸びやかな曲面によるエレガントな表情をうかべるステーションワゴン。ラゲッジスペースは通常時490L、分割可倒の後席をすべて倒せば1,510L(ともにVDA方式)の容量でマルチパーパスな活用が可能。