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建築家 窪田茂がGLEで行く愛犬と泊まれる思い出の宿【前編】

photo : Dai Yamamoto
words: Yuho Nomura
direction: Hajime Sasa(Roaster),
Narumi Amano(Roaster)

一級建築士としてホテルやカフェ、ショールームなどこれまでさまざまな建築物を手掛けてきた窪田茂さんが登場。前編では、建築家としての活動や普段のライフスタイルに迫りつつ、愛車であるGLEとの出合いについて語ってもらった。

建築家 窪田茂がGLEで行く
愛犬と泊まれる思い出の宿【後編】はこちら

仕事で出合ったメルセデスに、初めて乗って味わった感動

大工であった父親の影響もあり、幼い頃から自然と建築物に触れる機会が多かったという窪田さん。高校時代にはファッションやアートの分野に傾倒しながらも、自身にとって最も馴染みの深い建築の道へ進むことを決心。その後、専門学校に進学し、卒業後は都内の設計事務所に就職。いくつかの設計事務所を渡り歩きながら、29歳の若さで独立。一般的には下積み期間が長いとも言われる建築業界の中では異例の立身でもあり、そこからさまざまな商業施設の建築や空間デザインの設計などを手掛けることに。建築士として順風満帆なキャリアを積み重ねてきた窪田さんに、まず現在の愛車、さらにはメルセデスとの出合いについて尋ねてみた。

Mercedes me 東京

2011年に窪田さんが建築・設計を手掛けたメルセデスのアンテナショップ「Mercedes-Benz Connection」(現 Mercedes me 東京)。スタイリッシュなライティングで有機的に季節感を感じることのできる建築手法が印象的だ。写真提供:Nacása & Partners Inc. 

「初めてメルセデスの魅力を知ったのは、2011年に仕事でメルセデス・ベンツ コネクション(現Mercedes me 東京)と呼ばれるブランドショップの設計を手掛けた時でした。それまで企業のショーケースなどのお仕事は経験したことがなかったのですが、当時ではまだ珍しかったカフェスペースとの併設をテーマとしていたこともあって、その頃カフェの仕事が多かった自分に白羽の矢が立ったのだと思います。その際当時の最新モデルを何度か試乗させてもらい、その乗り心地の良さに感動して、以前乗っていた車から乗り換えたんですよね」

現在のライフスタイルにあった快適性と安定性

窪田 茂
窪田 茂

初めて購入したメルセデスは、ML 350。メルセデスの中でも大型車種に分類されるスポーツタイプのSUVだ。数年愛用した後に現在の愛車であるGLE 350 dに乗り換えるが、意外なことに当初はメルセデスに対しての憧れはなかったのだと話す。「もともと車は好きだったのですが、どちらかというとスポーツカータイプの多いイタリアメーカーが好きだったんですよ。スマートでスタイリッシュなデザインにとにかくスピード重視の機能性に惹かれて長年愛用していたんですが、僕自身も40代に差し掛かり、車に対しても快適性や安定感などを求めるようになり、そんな折に出合ったのがメルセデスだったんです」

工業的なデザイン視点で、美しく新しいディテールに意匠を感じる

窪田 茂

年齢やライフスタイルによって、趣向などが変わっていくのはごくごく自然なこと。メルセデスに興味が湧いたのは、窪田さんも愛犬という家族が増え、自身のライフスタイルに変化が生まれたタイミングだったという。「以前乗っていたイタリア車に比べて、まず走行性の高さが段違いでしたね。加速力も高くて、コーナーリングなどのハンドリングもとにかくスムーズ。ディーゼル車になったことで燃費も驚くほど良くなったし、なによりSUVならではの快適な車内空間を確保できるので、荷物の積み込みや家族とのドライブでもストレスなく過ごせるのが最大の魅力です」

さらに建築士である窪田さんにとって、その工業的なデザインの高さも欠かせないポイントだった。「最も気に入っているのはヘッドライトやテールランプのデザインだったり、ホイールに施されたエンブレムだったり、細やかなディテールなんですよね。特にヘッドライトは、細部まで立体的な形状で工業的なデザインの視点で見ても斬新で美しく、緻密に計算され尽くした完成度があるんです。そうした一見見過ごしてしまいそうな、目を凝らしていないと気付けないようなこだわりに意匠を感じます。さすがプロダクトデザインの国、ドイツの車だなと感心しました」

窪田 茂

かつては自身の関心がそこまでなかったと話すメルセデスも、愛用する年数を重ねていくと愛着とともに、思い入れも深まっていった。「昔から各界のセレブリティや成功者からも愛され、王道でありながら最上品質なメーカーとしての確固たるイメージはありましたが……長年乗ってみるとその認識に嘘はなかったと確信できますね。それにどこかクラシックな印象もあったんですけど、最近のメルセデスは先鋭的なデザインでスタイリッシュそのもの。若者にだって人気が出るでしょうね」

窪田 茂

メルセデス同様ドイツ製のプロダクトを好む窪田さん。特にSTAEDTLER社の製図用ボールペンやMontblanc社(起源がドイツの文具メーカー)の万年筆、ROTRING社の製図用定規、BOSCHの計測器など、普段の仕事では欠かせないツールの多くがドイツ製のプロダクトだ

仕事柄、ドイツ製品との関わりも深い窪田さんにとって、工業プロダクトの最たるアイコンとも言えるメルセデスとの出合いは、どこか必然でもあったように感じる。そして後編では、現在の自身を形成することになった出来事やターニングポイントについても伺いつつ、窪田さんのルーツとなるスポットを訪れ、その深い思い入れについても語っていただく。

窪田 茂

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PROFILE

窪田 茂/Shigeru Kubota

窪田 茂/Shigeru Kubota

1969年生まれ、東京都出身。建築系の専門学校を卒業後、1999年に独立し、2003年に自身が代表を務める窪田建築都市研究所を設立。建築から空間設計、インテリア、プロダクトに至るまで幅広いデザインワークを行い、近年はコンサルティングや事業プロデュースなども行う。代表作に、「MERCEDES-BENZ CONNECTION(六本木、乃木坂、大阪)」、「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」、「Royal Garden Café」、「レジーナリゾート富士」、「Weekend Garage Tokyo」、「café 1886 at Bosch」などがある。

ABOUT CAR

GLE

GLE 450 4MATIC Sports
 
GLE

最先端のパワートレインやシャーシ、ボディがオンロードで意のままの俊敏なドライビングと、さらに逞しくなったオフロードでの走破性を実現してくれる、メルセデスが誇るプレミアムなSUVモデル。Sクラスと同等の世界最高水準の安全性能であるインテリジェントドライブ機能も備え、3ℓ直列の上質な6気筒ガソリンエンジンとモーター兼発電機として機能するISGを搭載。力強い吹け上がりをアシストしつつ高度な環境性能にも貢献しており、人にも地球にも優しい一台で、どこまでもパワフルで滑らかなドライビングを約束してくれる(※写真は最新モデル)。

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