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京都で武豊さんが愛用する“相棒”。メルセデス・ベンツEQCのある風景

photo: Shuichi Tsunoda
words: kosuke kawakami
movie: Ryosei Suzuki,
Satoru Nishigaki,
Kazuki Ohata

日本競馬界のトップジョッキー、武豊さんが日々連れ添う“相棒”はEQC。メルセデス・ベンツの電気自動車と普段どのように過ごしているのか。地元・京都での武豊さんの“EQCライフ”について、貴重なインタビュームービーとともにお届けする。

[SPECIAL MOVIE] Yutaka Take|The EQC

天才ジョッキーがEQCを選んだ理由

武豊/Yutaka Take

英語の“ride”と“drive”の違いは、乗り物を跨ぐかどうかだという。競馬場ではサラブレッドを華麗に“ride”している天才ジョッキー・武豊さんだが、普段はメルセデス・ベンツの電気自動車EQCを“drive”し、新しいカーライフを満喫している。

「最初に自分で買ったメルセデス・ベンツは、AMG C 36。子どものころ、スーパーカーブームだったので、クルマはずっと好き。18歳になったらすぐに免許をとって、騎手になってからもメルセデスのクルマに乗りたいと憧れていたんですが、しばらくは『自分にはまだ早い』と我慢していました。でももうそろそろいいかなと思い、そのクルマを買って乗ったときは、衝撃を受けました。走りも乗り心地もすべてがあまりにも完璧。それまで乗っていたクルマとあまりにも違っていました。それ以来30年近くメルセデスに乗り続けていて、現在は、EQCとSクラス クーペの2台を所有しています」

武豊/Yutaka Take

京都で生まれ、滋賀で育った武豊さんは、現在京都で暮らしている。歴史と伝統の街を愛する彼が、歴史と伝統のあるメルセデス・ベンツに惹かれたのは必然だったのかもしれない。だが、多数あるラインナップのなかで最新の電気自動車EQCを選んだことは、少し意外にも思える。実はそこには、ジョッキーらしい理由があった。

「初めてこのクルマに乗せてもらったときに、こんなに静かなんだと驚いたんです。僕は週に2~3回は、朝5時に起きて滋賀の栗東トレーニングセンターに行って調教をするんですが、馬ってすごく音に敏感なんです。だから調教に通うときはこのクルマがいいと考えたんです」

武豊/Yutaka Take

実際に乗りはじめて、このクルマの魅力にどんどん気づいたという。

「とにかく静かで乗り心地がいいところが気に入っています。僕にとってクルマに乗ってひとりで過ごす時間ってすごく大切なんです。馬に乗ると身体的な負担が大きい。だから僕がクルマに求めるのは、とにかく疲れないこと。このクルマは、レースのあとに運転してもまったくストレスがなく、むしろカラダを休ませてくれる。ジョッキーは、結果があからさまにでる仕事。気分よく家に帰れる日もあれば、がっくり落ち込んでいるときもある。のんびり運転しながら気分を落ち着かせて、家に帰ったときには仕事の気分を引きずらないようにしています」

「こんなふうに走る馬がいてくれれば」

確かにEQCを運転している武さんは、とてもリラックスした表情を見せていた。静かで、乗り心地がいいというEQC。だがこのクルマの魅力は、それだけではない。

武豊/Yutaka Take

「少しアクセルを踏みこむとダイレクトに加速してくれる。これはガソリン車にない楽しさですね。高速道路の合流でも余裕を持って対処できる。うまくいかなかったレースのあと運転しているとたまに思うんですよ。こんなふうに思い通りに走ってくれたらいいのにな、こんなふうに加速してくれる馬がいてくれたらいいのになって(笑)。荷物がたくさん乗るのも仕事柄助かっています。騎手って意外と荷物が多いんですよ。ブーツやヘルメット、鞍を積むこともあります。このクルマならそれも全部積める。それでいてサイズが大きすぎないので運転はしやすい。家内も気に入っていて、よく運転していますよ。生活のなかのどんなシーンでもまったく不満なく使える。ワクワクもさせてくれるし、実用的でもあるんです」

EQCのラゲッジルームの積載量は500リッター。ジョッキーとして日頃から荷物の多い武豊さんにとっては嬉しいポイントのひとつ
ジョッキーにとって欠かすことができないヘルメットと鞭は、常にラゲッジルームに積んでおくという

普段の移動は、ほとんどクルマ。先進的な雰囲気のEQCは、古都の街並みにもよく似合う。

「デザインで気に入っているのは、正面の“顔”。ひと目見てメルセデスってわかるんだけど、大人っぽい雰囲気で、近未来的な感じもしますよね」

武豊/Yutaka Take

近未来的なフロントデザイン。マルチビームLEDヘッドライトとフロントグリル上端にある流麗なデイタイムドライビングライトが特徴

満充電のEQCは、航続可能距離が約400km。武さんは、「充電は自宅だけでじゅうぶん」と語る。

「たまに神戸や大阪まで食事をしにいくんですが、充電を気にしたことはほとんどありません。片道100キロくらいなら、往復しても余裕があります。念のために外で充電することもありますよ。最近、京都でも充電ステーションが増えてきたので心強いです」

「実はアナログな人間なのですが、そんな僕でもスムーズに充電できましたね」。自宅に設置可能な充電用ウォールユニットでは、約13時間で満充電に
「充電ナビゲーションが付いているので、万が一のときにも安心ですね」。EQC専用のテレマティクスとしてEQオンラインナビゲーションを装備しており、近隣の充電ステーションを検索できる
普段は自宅での普通充電で間に合っている武さんだが、いざというときは公共施設に設置されている急速充電設備(CHAdeMO)へ。納車時に車載されるMercedes me Charge専用の充電カードがあれば、全国約21,000基ある提携ステーションで充電できる

「まだジョッキーとして満足できていない」

EQCに乗るようになってから、あらためてメルセデス・ベンツというブランドの魅力を再認識したそう。

「メルセデスは、自動車業界のトップとして環境問題など未来に向けたヴィジョンも示さなければならないブランド。そんなふうに責任を背負いながら、EQCのような電気自動車をつくって期待に応え続ける姿勢は、見習いたいなと思います。僕も50歳を超えたころから、『いつまでやるの?』とか『ジョッキーをやめたらどうするの?』と訊かれることが増えてきました。でもまだジョッキーとして満足できていないんです。もっとうまくなりたいし、もっと馬にいい走りをさせてあげたい。その気持ちは、デビューしてからまったく変わっていません。このクルマに乗りながら、まだまだ騎手として進化し続けなければならないという思いを強くしています」

武豊/Yutaka Take

EQCは、メルセデス・ベンツの挑戦であり、未来に向けたメッセージでもある。クルマは、もっと環境にやさしく、もっと安全に快適に、もっと楽しくなれる。武豊さんは、そのメッセージを受け取った。そしてその目は、メルセデス・ベンツと同じように、未来へと向けられている。

PROFILE

武豊/Yutaka Take

武豊/Yutaka Take

1969年、京都府出身。1987年にデビュー。JRA全国リーディングジョッキーを歴代最多となる18回獲得。数々の名馬と伝説的なレースを生み出し、海外でも活躍。
 
「EQCでは、ザ・リッツ・カールトン京都に行ってジムで運動したり、レストランで食事をしたりします。琵琶湖や京都の街を眺められる比叡山をドライブしたりもしますね」

ABOUT CAR

The EQC

電気自動車=エコカーの固定概念を打ち破る、スポーティなデザインとダイナミックな走りが魅力のEQC。フロントとリアに搭載されたツインモーターが生み出す加速は、新しいクルマの楽しみ方を教えてくれる。静粛性が高く、室内空間はフューチャリスティック&ラグジュアリー。専用に開発された80kWhの容量をもつ最新世代のリチウムイオンバッテリーを搭載。満充電で約400kmの航続距離を誇る。

SPOT INFORMATION

ザ・リッツ・カールトン京都/
The Ritz-Carlton, Kyoto

ザ・リッツ・カールトン京都

武豊さんがプライベートで通い、今回の撮影のローケーションにもなった、京都・鴨川のほとりに佇むラグジュアリーアーバンホテル。洗練されたスイートルームや客室、高級なダイニングやスパ、フィットネスを完備し、気品と上質なおもてなしに溢れる。「フォーブス・トラベルガイド」では関西で唯一となる5つ星を4年連続で獲得している。
 
ADDRESS 京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔
https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/kyoto
TEL 075-746-5555
営業時間 チェックイン15:00/チェックアウト12:00
定休日 無休
駐車場 あり

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