リラックスと集中力を保つには、コーヒーよりも緑茶
どんなドライブにおいても必需といえるのが、喉を潤す飲み物だろう。特に長距離運転はドライバーに大きな精神的負荷をかけるため、口のなかが渇きがちだ。どこでも、かつ安価で手に入るペットボトル飲料でも、それを防止する役目を果たすが、基本的には添加物がたくさん含まれているため、素直におすすめとはいい難い。そこで今回は、運転時に最適、かつ健康にもいい煎茶などをハイドロフラスクに入れ、お伴にすることを提案したい。
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色々な効能をもつ緑茶が万能飲料であることは広く知られているが、そのなかでも運転向きといえる理由がいくつかある。まずは知的作業能力や運動力を高めるカフェインを豊富に含む点だ。眠気を抑制するこの成分が多いもので、最も一般的なのは、おそらくコーヒーだろう。しかし、中医学(中国漢方の伝統的な医学)においては、コーヒーは興奮作用ばかりが強い一方、緑茶はそれと共に、止渇(激しい喉の渇きを解消する)や安神(心を安らげる)の効果があると考えられている。運転に大切なのは リラックスした精神状態を保つこと。そういった意味で、コーヒーよりも緑茶に軍配が上がるのだ。
ただ、注意して頂きたいのが緑茶の淹れ方である。熱々の緑茶をボトルにしばらく入れておくと、段々と酸化してしまい本来の色、味、香りが時間経過と共に損なわれてしまう。そのため、できるだけ低温で淹れ、移し替えるのがおすすめだ。ちなみに、常温か氷水などで淹れた場合、旨味成分(テアニン)が多くなり、70~80℃くらいのお湯で淹れると、カフェインとテアニン両方がバランスよく抽出される。保温性が非常に高いハイドロフラスクなら、長時間(温かいものなら約6時間、冷たいものなら約24時間)、淹れたままの状態を味わえる。ここから紹介していくのは、全国でとりわけ茶葉の生産量が多い5県、それぞれから厳選したブランドの緑茶。これを機に、新しい習慣をつくってみてはいかがだろう。
<上写真商品について>
メルセデス×ハイドロフラスクのカラーバリエーションは全部で11(掲載しているものは一部)。冷たい飲みものを入れても結露しないため、車内のドリンクホルダーを濡らすことはない上に、氷を入れやすく、洗いやすい広めの飲み口になっている点もポイント。¥4,500(税込)
写真はメルセデス・ベンツ × ハイドロフラスク ステンレスボトル 16 oz Wide Mouth Cobalt/Pacific/White/Mint/Graphite/Lava/Black
メルセデス・ベンツ コレクションのお買い求めは、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店、メルセデス ミー(東京/大阪/東京羽田)メルセデス・ベンツ コレクション 公式オンラインストアで。
静岡県 san grams green tea
山と川が多くあり、水が綺麗で、朝晩の寒暖差が大きい、茶葉の生産に向いた土地が豊富にある静岡県。サングラムは県内のいくつかの生産地がつくる茶葉の個性に着眼し、それぞれを共通のシンプルなデザインの箱でパッケージングすると同時に、適した淹れ方を提案しているブランド。こちらは片山裕司さんという生産家が、深蒸し茶発祥の地と呼ばれる牧之原台地の裾の地でつくった(生産家の屋号をラベルにレイアウトしているのもサングラムの特徴)、お茶のエキスが特に凝縮されている芽茶。また、サングラムはお茶に合う食事やデザートを楽しめるカフェも運営している。そこを目指してドライブへ出かけるのも一興だ。
片山裕司 芽茶 100g ¥1,000、あん丸(写真の匙に乗っているお菓子)5粒(5粒×9箱入)¥1,750(san grams green tea&garde cafe tel.0537-36-1201)
http://www.san-grams.jpメルセデス・ベンツ × ハイドロフラスク ステンレスボトル 16 oz Wide Mouth Mint
鹿児島県 屋久島八万寿茶園
1993年に世界自然遺産に登録された屋久島の杉林を自らの手で開墾しつくった畑で、農薬を一切使用せず、限りなく自然に近い状態で生産を行う農家の茶葉。この「オーガニック緑茶」は、上質な茶葉を使用し、浅蒸し製法により甘味と爽やかな飲み口が際立つように仕上げたもの。なじみのある味わいながら、喉を通過したあとに残るわずかな渋味に深みと自然のパワーが感じられる一品。
オーガニック緑茶 80g ¥1,000(屋久島八万寿茶園 tel.0997-43-5330)
http://www4.synapse.ne.jp/hachimanjyu/メルセデス・ベンツ × ハイドロフラスク ステンレスボトル 16 oz Wide Mouth Black
三重県 かねき伊藤彦市商店
古くから茶葉の生産が盛んだった三重県で、1865年(慶応元年)からお茶の商いを行っていた老舗商店、かねき伊藤彦市。様々な同店のラインナップのなかで、今回おすすめしたいのは水出しにも適しているかぶせ茶「緑粋(りょくすい)」。このお茶の特徴は、玉露と同様に一定期間、日光を当てずに育てている点(一般的に玉露は一カ月弱で、かぶせ茶は1週間前後)にあり、それによって甘味が引き立つのだという。冷水で淹れることにより、その甘味はさらに増し、お茶とは思えないくらいのまろやかさが生まれる。
かぶせ茶 緑粋(りょくすい) 100g ¥1,000(有限会社かねき伊藤彦市商店 tel.0595-96-0357)
http://www.kaneki-isecha.comメルセデス・ベンツ × ハイドロフラスク ステンレスボトル 16 oz Wide Mouth Lava
宮崎県 白玄堂
日本茶ソムリエ・宮崎茶プロデューサーの白尾尚美さんが宮崎県産の様々な茶葉を厳選、ブレンドし、それぞれがもつ本来のよさを壊さずに、新しい魅力や飲み方を提供している白玄堂。こちらは有機栽培された春摘みの煎茶と、眠気覚ましや気分転換に効果があるミントがブレンドされた、カジュアルに飲めるフレーバーティー。口のなかに含んだ直後はお茶の味が強く、次第にミントの清涼感がやってくる配合が絶妙で、品のいい味わいが魅力だ。ティーパックなので、気軽に淹れられる点も嬉しい。
ミントグリーンティー 缶入り 20g(2g×10パック入) ¥1,000(白玄堂 tel.0985-28-3532)
https://hakugendo.theshop.jpメルセデス・ベンツ × ハイドロフラスク ステンレスボトル 16 oz Wide Mouth White
京都府 一保堂茶舗
煎茶よりもさらに身体にいい成分がたくさん含まれ、近年、スーパーフードのひとつとして海外からも注目が集まっている抹茶を最後に紹介したい。抹茶というと、作法があり、煎茶よりもやや敷居が高いと思われがちだが、1717年に創業した京都の日本茶専門店、一保堂茶舗は新しい楽しみ方として、マグボトルに抹茶と氷水を入れ、振りながら混ぜてつくる、いわゆる“シャカシャカ抹茶”を推奨している。その方法でも、抹茶ならではのふくよかな香りとまろやかな旨味を楽しむことができるという。ちなみに、氷水100mlに対して1gの抹茶を入れるのが目安。
幾世の昔 40g缶 ¥1,400(一保堂茶舗 tel. 075-211-3421)
http://www.ippodo-tea.co.jp メルセデス・ベンツ × ハイドロフラスク ステンレスボトル 16 oz Wide Mouth Graphite
※特に記載があるものを除き、すべて税抜価格