7000 years ago
人類は、馬を飼いならし移動手段に。
“自動車発祥の地、ドイツ シュツットガルトの歴史”
産業革命以前、人類の主な移動手段は馬でした。かつて王宮の中庭で雌馬の品評会が行われていたためにStutten(雌馬の)Garten(庭)と呼ばれ、やがてそれが地名となった街、シュツットガルト。
ゴットリーブ・ダイムラーが、この地で自動車を発明して以来、シュツットガルトは、馬車に替わる新しい移動手段“自動車”の生産拠点として発展。現在もダイムラー本社は、この地に置かれています。
ジョージ・スチーブンソン、蒸気機関車を発明。
1886
カール・ベンツ、3輪ガソリン自動車を発明。
ゴットリープ・ダイムラー、4輪ガソリン自動車を発明。

1886 Benz Patent Car
“世界初、ガソリン自動車の誕生”
1886年、カール・ベンツが発明した「パテントカー」が特許を獲得、世界初の「ガソリン自動車」が誕生しました。それとほぼ時を同じくして、ゴットリープ・ダイムラーが4輪ガソリン自動車を開発。ベンツとダイムラーはともに、「自動車の生みの親」と称されています。
1888
ベルタ・ベンツ、世界初の長距離ドライブに成功。

“妻ベルタ・ベンツ、世界初の長距離ドライブへ”
カール・ベンツが自動車の特許を得た後も、この新時代の発明に飛びつく人は皆無でした。そこで彼の妻ベルタは、自動車史上初となる100kmの長距離ドライブを敢行。女性によって成し遂げられたこの偉業は大きな評判となり、自動車の発展にとって記念すべき出来事となりました。
世界初の自動車レースを開催。
1901
ハニカム型ラジエターを搭載した「Mercedes 35ps」によって、
現代の自動車の原型が完成。

Mercedes 35ps
“「メルセデス」。それは少女の名前だった”
創業当時ダイムラー社の最大の顧客であった実業家、エミール・イェリネック。彼はレーシングカーに10歳の愛娘「メルセデス」の名前を付け、見事そのクルマは優勝を果たします。以降、ダイムラー社の扱う販売モデルには「メルセデス」の名が付けられ、1902年に正式に登録されました。
1902
現存する最古のメルセデス「シンプレックス」、誕生。

Mercedes-Simplex 40 PS
世界初の自動車レースを開催。
“自動車誕生前夜、空に輝いていたスターマーク”
ガソリン自動車誕生の14年前。ダイムラーは妻に、一枚の絵葉書を送ります。そこには「この星がいつか私の工場の上に輝く日がやってくる」という言葉とともに「星」が描かれていました。後にここからダイムラー社は陸・海・空で輝く星となるようエンブレムとして「スリーポインテッド・スター」を採用。現在に至るまで受け継がれています。
世界で初めて市販車にディーゼルエンジンを搭載。
「Benz & Cie」と「Daimler Motoren Gesellschaft」2社が合併、ダイムラー・ベンツ社が誕生。
世界初の4輪独立懸架(サスペンション)を量産車に導入。
1934
ドイツ ニュルブルクリンクで開催されたフォーミュラー・
レースにて、「シルバーアロー」誕生。

1937 German Grand Prix
“レースの偶然から生まれたシルバー・アロー”
レース前日に行われた車検で、重量オーバーを指摘され、出場資格を失う事態に追い込まれたメルセデスチーム。監督は急遽、スタッフにマシンの塗装を剥がすように命じました。アルミの地肌そのままに輝く姿は、まさに「銀の矢」。そのレースを圧倒的な速さで制したマシンは「シルバー・アロー」と称えられ、やがてメルセデスを象徴する伝説となりました。
公道でのスピード世界記録、432.7km/hを達成。
第二次世界大戦からの本社復興。170シリーズ生産開始。
モデル「180」に衝撃吸収構造ボディを採用、その特許を全世界に公開。

1954 300 SL Coupé
本格的な衝突実験を開始。衝突時に車体を潰し、乗員や歩行者を
保護する「クランプルゾーン」を開発。
“生命より尊いものはない。”
世の中にまだ「自動車の安全性」という概念すらなかった時代。メルセデスは1959年から衝突実験を開始しました。その後、数々の世界初の安全技術を開発しましたが、その特許の一部*を人命尊重のため、自社で独占せず、全世界の自動車メーカーに無償で公開しています。
*:車体を潰すことで衝撃を吸収し、乗員の安全を維持する衝撃吸収構造ボディや、 急ブレーキ時でもハンドル操作を可能にするABSなどの特許を公開しています。
実際の路上における事故調査を開始。
“事故の真実は、実際の路上の事故現場に学ぶ以外ない”
メルセデスはこうした信念から、1969年には、衝突実験だけでなく路上での「事故調査」をスタート。実験と事故現場のずれから学んだ事実をもとに、衝撃吸収構造ボディやABS、エアバッグなど、安全性における世界的標準となるさまざまな技術を確立しています。

1976 W123
急ブレーキ時に車輪のロックによる滑走を低減する「ABS(アンチロック・
ブレーキング・システム)」を開発。
衝突時に乗員が受ける衝撃を緩和する「エアバッグ」を開発。

1982 190 Series
現在の自動車のデファクト スタンダード「マルチリンク・リア・サスペンション」を開発。

1994 W210
衝突の際の相手方のクルマの不利を解消する安全コンセプト「コンパティビリティー」を車両開発に導入。
コーナリングなどにおける横滑りを防止する「ESP*(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)」を開発。
“ドライバーを疲れさせないという安全性”
独自の調査結果から、人間の心身の状態が、交通事故と密接にかかわっていることが明らかになりました。そこでメルセデスは、生理学/心理学の面からストレス軽減を図る「ドライバー健康安全性」という考え方をもとに、先進の安全装備を開発。多くのオーナー様から「メルセデスの運転は疲れない」と言われる理由は、ここにあります。
正面衝突時に室内の乗員が衝撃を受けにくくする「サンドイッチ・コンセプト」を開発。
“「シャーシはエンジンよりも速く」という思想”
いくらエンジンのパワーを上げても、シャーシの性能が上回らなければ安全な運転はできません。メルセデスでは、こうした思想のもと骨格のしっかりしたシャーシ開発をすることで、 「走る、曲がる、止まる」の基本機能をきちんとコントロールできるクルマづくりに取り組んでいます。
危険を察知し、万一に備える「PRE-SAFE*」を開発。
事故が差し迫った際、自動的にブレーキ介入する「PRE-SAFE*ブレーキ」を開発。

2006 S 500
万一の事故の際に歩行者の負傷を軽減する「アクティブボンネット」を開発。
“世界最高レベルの安全を目指して”
メルセデスの最先端の安全装備、レーダーセーフティパッケージでは、ミリ波レーダーがクルマの周囲をリアルタイムで監視。衝突の危険が迫ったときの警告から自動緊急ブレーキによる回避・被害の軽減まで、的確にドライバーをサポートします。
2011
LEDインテリジェントライトシステムをCLSに採用。

LED インテリジェントライトシステム
2013
ドイツの複雑な市街地ルート、全長約100kmの自動運転に成功。

S 500 INTELLIGENT DRIVE リサーチカー
“歴史的なルートで100kmの自動運転を達成”
2013年8月、メルセデスは、かつてカール・ベンツの妻ベルタが世界初の長距離走行を敢行した道と、ほぼ同じルート約100kmを、自動運転で走破することに成功しました。
これは遠い未来のテクノロジーでなく、既に様々なメルセデスに搭載されている技術に近いテクノロジーを駆使することで成し遂げられました。
メルセデス AMG ペトロナスチームが、2014シーズンドライバーズ&コンストラクターズWタイトル獲得。
2015
自動運転が可能なコンセプトカー「メルセデス・ベンツ F 015ラグジュアリー イン モーション」登場。

メルセデス・ベンツ Vision Tokyo
“次世代のメガシティを見据えた最先端のモビリティを提案。”
2015年の東京モーターショーにて世界初公開された“メルセデス・ベンツ Vision Tokyo”。
この新たなモビリティは、次世代の都市とそこに暮らす人々への提案であり、自動運転モードに切り替えれば、くつろぎの時間と会話を愉しむラウンジに変化。走行のたび乗員の嗜好を学習する知能も備えています。

2015 Mercedes-AMG GT
ガソリン自動車誕生130周年。メルセデス・ベンツ株式会社設立30周年。
130年の歴史と先進テクノロジーを、すべてのメルセデスに。


“Das Beste oder nichts.”(最善か、無か。)これはカール・ベンツと並ぶ、もう一人の創業者ゴットリープ・ダイムラーの言葉です。
一切の妥協のないデザイン、そして何よりも優先される揺るぎない安全性能。
ガソリン自動車を発明した会社として、私たちは常に「最善」のクルマづくりを目指してきました。
この哲学は130年後のいま、レーダーによる最先端の安全装備などに結実し、
すべてのメルセデスに脈々と受け継がれています。




