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【SUPER GT 2017 REPORT】第3戦 オートポリス

words:Takeshi Sato

2年ぶり開催のオートポリスは、レース最後に波乱が!

5月20日(土)、21(日)、大分県日田市のオートポリスでSUPER GT第3戦が開催された。昨シーズンは地震の影響で中止となったオートポリスでのレースだが、無事に復旧が進み、開催される運びとなった。また、この日の盛り上がりから、地元の人々や多くのファンがこの場所でのレースの開催を心待ちにしていたのが伝わってきた。
阿蘇山に近いオートポリスは、アップ&ダウンが激しいという特徴がある。さらい900メートルという長いストレートが組み合わされ、コースのレイアウトは非常にテクニカルになっている。

20日に行われた予選では、第2戦で2位に入ったGAINER TANAX AMG GT3が5位、第1戦のウィナーであるグッドスマイル 初音ミク AMGが6位と、好位置につけた。

翌21日の決勝は絶好のレース日和。気温22度、路面温度は31度と、予選が行われた前日よりやや涼しく、過ごしやすい気候となった。決勝レースは予定通り午後2時にスタート。
序盤からGAINER TANAX AMG GT3もグッドスマイル 初音ミク AMGも、安定感のある走りを見せる。レース半ばでドライバーを交代してからも順調にラップを重ね、2台とも上位入賞かと思われた。しかし、最後の最後にハプニングが起こった。

最終ラップ、4位でのフィニッシュを目前にしていたGAINER TANAX AMG GT3の右フロントタイヤが外れるというトラブルが襲ったのだ。GAINER TANAX AMG GT3は、あと数分でフィニッシュというところでまさかのリタイヤを喫する。一方、最重量ハンデを課されながらもグッドスマイル 初音ミク AMGは5位に見事入賞と健闘した。

第1戦、第2戦でAMG GT3勢が見せた速さを思うと、少々残念な結果となった。ただし、長いシーズンを考えると、うまくいかないレースでもポイントを取ることが重要。その意味で、グッドスマイル 初音ミク AMGは5位に入ったことは、シーズン終盤のポイント争いで意味を持ってくるはず。今後の巻き返しに期待したい。
次戦となる第4戦は、やや間隔が開いて2カ月後。7月22日(土)、23日(日)に、宮城県のSUGOで開催される。

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