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smart forfour BRABUS sportsで東京の下町を走る

words: Fumio Ogawa
photos: Toshitaka Horiba

ライフスタイルジャーナリスト 小川フミオ氏が案内する、都心ドライブとsmart forfour BRABUS sportsの魅力。

美しい風景を求め、東京の路地をクルマで走る

昨今ぼくが“どうもなあ……”と思っていることがある。ドライブの楽しみを語るひとが減っているのではないか、ということだ。

ドライブというと、しかしながら、遠出に限らない。市街地をクルマで走りまわるのも、じつはかなり楽しい。なのであえてお勧めしたい。

smart forfour BRABUS sports

たとえば、「谷根千」こと文京区から台東区一帯の谷中・根津・千駄木から上野にかけてのエリアをドライブするのは楽しい。建物が機能主義的でなく、道のまわりには“美しい風景”が広がっているからだ。

青山とか原宿とか虎ノ門とかいったエリアはえてして、内部の機能にばかり目がいって、建物は無機的だし、街のつくりが機能優先すぎて、外から眺めていても楽しくない。

たとえば欧州に連続性をもった街並みがあるのと同様に、谷中、根津、千駄木、上野の建物は住んでいたひとの世界観を反映しているようで、それをぼくは美しいと思うのだ。

ぼくがむかしから好きなのは、とりわけ上野の山の上と、不忍池(しのばずのいけ)一帯だ。

上野の山には、江戸初期に寛永寺ができ、そのあと時代が下り明治維新で彰義隊が負けたあと、日本初の公園である上野恩賜公園、博物館、芸術系の学校がつくられた。

いまも寛永寺は大きな敷地をもっているし、うっそうとした高い樹木のあいだに、ル・コルビュジエの国立西洋美術館、糟谷謙三の国立科学博物館、渡辺仁の東京国立博物館、岡田信一郎の黒田記念館……と風格のある建物が多く建つ。

上野には谷中から行くとよい。とくにクルマだと円珠院わきの細い道を抜け、東京藝術大学の間を通り、そして上野の山へ、というコースがとれる。

smart forfour BRABUS sportsを運転する小川フミオ氏

谷中は谷中でとてもよい。谷中は寺町、根津は商家、千駄木はお屋敷町……としたのは、千駄木出身の作家、編集者の森 まゆみ氏だ。

雑誌「谷中・根津・千駄木」を1984年に創刊して、現在の谷根千ブームをつくった功労者でもある。森さんの本は含蓄に富んでいて、ぼくは大ファンなのだ。

大きくなくても古くてとてもいいたたずまいのお寺が谷中にはとても多い。そこから上野へと走ると、現代風の建物も目に入る。

江戸初期(1600年代前半)から2000年代への時間旅行というダイナミックな楽しみが味わえるのだ。

smart forfour BRABUS sportsなら、狭い路地も大きな街道も快適だ

谷中や根津、それに千駄木は、大名屋敷があったり、官公庁で使う建物も少なくなかったせいで、馬車で通れるほどの幅員をもった道路も少なくない。

それをつなぐのは、ただし、路地である。ここには風情がある。そこを(遠慮しながら)走らせてもらうと、それぞれの街を特徴づける景色に出合う。ふらりと立ち寄ってみたくなるような商店やカフェも目に入る。

smart forfour BRABUS sports

細い道を通れるのはsmart forfourに共通する最大の特長だ。昔からの町と相性のいいクルマである。まず第一の理由は、全長3550ミリ、全幅1665ミリというコンパクトサイズ。

加えて、リアエンジンで後輪駆動のため、エンジンにじゃまされずステアリングホイールがよく切れるのが魅力の第二点。狭い場所でも取り回しがいい。

あいにく京都の町屋などと異なり、このエリアにはバブル期の地上げのあとマンションが建ったりして、昔ふうのおもむきは一部失われている。

永井荷風がこの道ほど興味のあるところはないと評した千駄木の藪下通りも、かつての面影は一部に残るだけだ。

そういうところは少しだけスピードを上げて通りすぎることができるのも、じつはぼくがこのエリアにクルマで行く理由になっている。

今日ハンドルを握っているsmart forfour BRABUS sportsなら、こんなとき、スムーズな変速をもたらすtwinamic(ツイナミック)6速DCTが、スムーズな加速力を発揮してくれる。

眺めのいいお寺やお店を見つけたときは、クルマを駐車場に入れて徒歩でということもある。いずれにしても、路地裏から大通りまでどこでも探検でき、コインパーキングにもサッと駐車できるsmart forfour BRABUS sportsは頼もしいパートナーだ。

谷根千ドライブ、ここが見どころ、楽しみどころ

谷根千エリアは昔から文化人や芸能人が多く住んでいたところである。古今亭志ん生と志ん朝はこの近隣の出身だし、小澤征爾を欧州に紹介したというミチコ・タナカ氏は、有名なカヤバ珈琲すぐそばの桜木町出身だそうだ。

著名人の家がかつてあったところをまとめた地図もその気になれば手に入るので、チェックしてドライブの目的地にするのもいいかもしれない。

谷根千と上野や湯島(それに日暮里や本郷)のガイドブックを眺めると、商品や料理の紹介はあってもファサード(建築物の外観)についての言及は少ない。

でもタクシーに乗って街を巡ったり、ランナーが街を紹介するテレビ番組が出てきているように、じつは街の雰囲気を概括するには外観は大事だ。それには、あるていど速度のある移動が相性がよい。

寛永寺の一部が引っ越してきたため十五代将軍、徳川慶喜などの墓所がある谷中霊園は、また別の意味でクルマを走らせると興味ぶかい。

smart forfour BRABUS sports

有名な桜通りはクルマが4台並んで走れるぐらい幅員があるが、中央車線といった“野暮なもの”が道路に引かれていないのだ。これは自由になったようで、気分がよい。

「コンパクト」だけじゃない、smart forfour BRABUS sportsの魅力

ここまでのくだりで、smart forfour BRABUS sportsはコンパクトだからよい、というように思われてしまったかもしれないが、クルマとして出来がよい。

シャシーの剛性感が高く、操縦性がよい。それに高出力エンジンが組み合わせてある。エクステリアはどちらかというとキュートなのだが、出足はするどく、ステアリングの切れもシャープである。

アクセルペダルを軽く踏み込んだだけで、66kWの最高出力と135N•mの最大トルクを持つターボエンジンは後輪を力強く駆動する。

最大トルクは2500rpmで得られる設定なので、6段DCT変速機をDレンジにいれたまま、街中をゆったりした気分で走るのもいいだろう。

いっぽう、急な加速にもすばやいシフトダウンでほぼ瞬時に反応してくれる。いい意味での二面性を備えたモデルだと、ぼくは思っている。

乗り心地、静粛性、各部の作りなどの高い質感、そしてそして、強固なスチール製の骨格「トリディオンセーフティセル」に代表される高度な安全性能は、メルセデス生まれのクルマならではだ。

インテリアは操作系が使いやすく機能主義的なのだが、無機的ではない。造型感覚は温かみがあり、シートの形状も乗員のことを考えて人間工学的にすぐれていると感じられる。

smart forfour BRABUS sportsを運転する小川フミオ氏

首都高速という都市内ネットワークを駆使しながら、昔ながらの東京探検、という楽しみを味わうのに、これ以上最適な手段はないかもしれない。

ドイツ生まれだけれど、東京を楽しむために作られたようなsmart forfour BRABUS sportsは、東京を愛するひとが乗るべき価値あるモデルではないだろうか。

ABOUT CAR

smart forfour BRABUS sports

力強くスポーティなダイナミズムが宿るBRABUSデザインのエクステリア。スタイリッシュなデザインと高い質感が走りの気分を高めるインテリア。そして、パワフルで素早いレスポンスのターボエンジン。すべての道を、スタイリッシュに俊敏に駆ける新グレード、smart forfour BRABUS sports。

PROFILE

小川フミオ/FUMIO OGAWA

小川フミオ氏とsmart forfour BRABUS sports

ライフスタイルジャーナリスト。クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルを手がける。ライフスタイル系媒体を中心に、紙、ウェブともに寄稿中。

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