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2児の父でもある、エグゼクティブの視点から見たSクラス

Photo:Masayuki Shimizu
Text:Yusuke Osumi

総合デジタル商社「BCGデジタルベンチャーズ」東京センターの代表、平井陽一朗さんによる S 400のインプレッションをお届けする。

夢と現実をかなえる、スペシャルなクルマ

今回ご登場頂く平井陽一朗さんは、若くして様々なキャリアを積み上げてきた。商社勤務の後、ボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社。帰国してウォルト・ディズニー・ジャパンに移り、オリコン副社長兼最高執行責任者(COO)、ザッパラス社長兼最高経営責任者(CEO)と、日本で生活するほとんどの人が一度は聞いたことがあるだろう企業を渡り歩き、BCGに戻ってからは総合デジタル商社のBCGデジタルベンチャーズで東京センターの立ち上げをリード。現在はその代表という立場だ。

その歩みと共に変わっていったのが、所有するクルマだと平井さんは言う。スポーツカーに対して抱いていた憧れ。それを実現させるために、仕事に邁進した大人になりたての頃。昇進し立場が変わると、快適さや高級感を求めるようになり、家族ができると、さらに広さや安心感を求めるようになった。そんなエピソードをはじめに話してくれた。

「自動車、音楽、インターネット、幅広いデジタルビジネスと、勤める会社が変わるたびに扱うものも役職も大きく変わり、都度、自分を戒めるためにクルマを乗り替えてきました。当初多かったのはスポーツカーで、それから徐々にセダンなどに移行していったのですが、これまで所有したなかでとりわけ気に入っていたのが、E 350のステーションワゴンです。当時、年子で子供が2人生まれて、もうスポーツカーには乗れないなと思い、チャイルドシートを2つ載せられる十分な広さがあって、格好良くて、かつ自分のステータスにもなるクルマを探していました。それで、メルセデスのディーラーに試乗に行ったら、一発で気に入ってしまって(笑)。躯体は大きいのに、乗るとすぐに自分の身体にフィットする感覚を得られたのです。造りの良さが直に伝わってきて、これしかないなと直感的に思い、その場で購入を決意しました」

先の通り、現在は“仕事柄”EVを選んだというが、実は現行のSクラスも候補として挙がっていたそうだ。

「Sクラスはライト内部の造形、シンプルなのに堂々とした佇まい、内装の質感、ひとつひとつから凄みが感じられたのです。思わず触りたくなるような細やかさ、ガジェット的な魅力があると思えた。僕はその感覚こそ、クルマが欲しくなる本来的な動機に繋がると思うのです。メルセデスのフラグシップモデルであることを惜しげもなく主張する、ワイドなフロントグリルもやはり迫力があって良いですよね」

今回の試乗車も前回のインプレッション記事と同様の、3.0ℓ V型6気筒ツインターボBlueDIRECT(ブルーダイレクト)エンジンを搭載するS 400 セダン。東京駅近くに集合し、周辺を平井さんのドライビングでまわる、都内クルージングにしばし出かけた。

「S 400は、私が乗っていたEクラスよりもパワーがあるはずなのに、乗り味がとてもまろやかですね。電子制御9速A/Tの変速もとても滑らかでジェントル。さらに、ボディ剛性が高く、スピードを出しても全くブレないところも凄い。家族をもつドライバーとしても、この抜群のスタビリティ、ゆったりとした後席など居住性は魅力。安心して家族を乗せていられそうです。それから、Burmesterのオーディオシステム(ドイツのオーディオメーカー。Sクラスをはじめメルセデスの一部モデルに採用されている)も子供をなだめるのに重要。大迫力のサウンドで子供の好きな音楽を流せば、喜ぶこと請け合いです(笑)」

Sクラスはクルマの未来と現代が融合した形を提示している。その象徴的な機能であるテレマティクスサービス「Mercedes me connect」のなかで、平井さんが特に注目したのは、専用のオペレーターがコンシェルジュとしてサポートしてくれる「メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービス」だ。車内マイクで会話するだけでレストランやホテルの予約、ナビの設定まで対応してくれる。

「これは自分専属の秘書がいると言っても過言ではないでしょう。それに24時間、コンシェルジュを常駐させ、ドライバーをいつ何時でもサポートするという取り組みそのものに、クルマの役割を先進技術で拡張し定義を塗り替え続けているメルセデスの意気込みを感じますね。数年後、さらに進化を遂げた時にどうなっているのかが楽しみです」

平井さんはSクラスを「夢と現実をかなえる、スペシャルなクルマ」だという。所有欲をかき立てるデザイン、ドライバーと共に乗る大切な人を守る高い安定性、居住性、「Mercedes me connect」などの新しい機能。これらが混ざり合うことで、Sクラスの個性は形成される。「いやあ、いいクルマだ」。試乗を終え、何度もそうつぶやいた平井さんはいたく感心した様子だった。

 

PROFILE

平井陽一朗/Yoichiro Hirai

平井陽一朗

1974年東京都生まれ。アメリカの公立高校を卒業後、東京大学経済学部に入学。三菱商事、ウォルト・ディズニー・ジャパン、オリコン COO、ザッパラス CEOなどを経て、現在はアメリカ・ボストンに本社を構えるBCGが2014年に立ち上げた、BCGデジタルベンチャーズの日本代表を務めている。

 

ABOUT CAR

S-Class Sedan

常に最高峰であり続けるために、自らを革新し続けるSクラス。
そこにあるのは、自動車の行く先の道標となる、揺るぎない未来。

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