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【SUPER GT REPORT】第7戦 THAILAND

word:Takeshi Sato

シリーズ唯一の海外遠征である「Chang SUPER GT RACE」でグッドスマイル 初音ミク AMGが2位に!

4月から激闘を続けてきたSUPER GTもいよいよ残り2戦と大詰め。
10月7日(土)と8日(日)にわたって、シリーズ唯一の海外遠征であるSUPER GT第7戦「Chang SUPER GT RACE」がタイ北東部のチャン・インターナショナル・サーキットで開催された。

チャン・インターナショナル・サーキットでSUPER GTが開催されるのは今年で4回目。2014年に新設されたこのコースは、富士スピードウェイやセパン・インターナショナル・サーキットをはじめ、世界の様々なサーキットを手掛けた名匠、ヘルマン・ティルケ氏によって設計された。

コースは1周4.554km。特徴は、グランドスタンドからコース全体が見渡せるほどフラットで、3本のストレートと中高速コーナーが配置されている。コース前半はストレートを結んだ高速セクション、後半は複合コーナーによるテクニカルなセクションとなる。さらに10月とはいえタイは高温多湿。厳しい暑さがマシンとドライバーを襲う。

そして第7戦目の今回、予選が行われた7日(土)は、朝から目まぐるしく変わる天候にどのチームも翻弄された。晴れたかと思えばスコール、雨があがり陽射しが路面を乾かしたかと思えばまた大雨……。
実はこれまでタイのレースでは雨に見舞われたことはほとんどがなく、どのチームもウェット路面のデータが極端に不足しているのだという。

難しいコンディションで気を吐いたのがグッドスマイル 初音ミク AMGを駆る谷口信輝と片岡龍也のふたり。ドライ用のスリックタイヤとウェットタイヤを履きこなし、予選Q2でAMG勢最上位となる4位につけた。

日曜日の決勝レースも天候に翻弄される。
15時のスタート直前にスコールが襲い、コース上のあちこちに水たまりが発生。ところがその直後には太陽が顔を出し、路面を乾かし始めたのだ。
東南アジア特有のコンディションの中、スタンドを沸かせたのはグッドスマイル 初音ミク AMGと予選2位からスタートしたJMS P.MU LMcorsa RC F GT3の激しいバトル。そして11周目、グッドスマイル 初音ミク AMGがついにオーバーテイク、2位にポジションを上げる。

20周目、グッドスマイル 初音ミク AMGとLEON CVSTOS AMGが相次いでタイヤ交換のためにピットイン。しかし、LEON CVSTOS AMGに作業上のトラブルが発生し、残念ながら大幅にタイムをロスしてしまう。
レースはその後、天候も安定していくのにあわせるように落ち着きを見せる。そんな中、グッドスマイル 初音ミク AMGが堅実な走りを見せ、いち早くドライタイヤに履き替え、ドライでの走行周回数を稼いだJMS P.MU LMcorsa RC F GT3に先行を許すも、予選から2ポジションアップの2位で見事チェッカーフラッグを受けた。これでドライバーズランキングでもチームランキングでも、残り1戦を残してトップに立った。

その他メルセデスAMG勢は、GAINER TANAX AMG GT3が8位、LEON CVSTOS AMGが13位となった。

なお、LEON CVSTOS AMGにも年間チームタイトル獲得の可能性が残されている。
11月11日(土)、12日(日)にツインリンクもてぎで行われる最終戦は、メルセデスAMG勢同士がチャンピオンを争う可能性もある。これは目が離せない。

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