

アイ・ウェイウェイ(艾未未)《Reframe》2016
Exhibition view at Palazzo Strozzi, Photo: Alessandro Moggi©Ai Weiwei Studio
横浜トリエンナーレ
3年に1度行われる現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」の開催は、今年で6回目。今回は、「島と星座とガラパゴス」のタイトルのもと、計40組のアーティストが参加。人間の勇気と想像力や創造力がどのような可能性を拓くことができるのか、世界の「接続」と「孤立」について様々な角度から考察していく。メイン会場となる横浜美術館の外壁と柱には、中国の現代美術家、艾未未(アイ・ウェイウェイ)による難民問題に関する大型インスタレーションを展示。横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛が、横浜生まれの著名な思想家や美術史家の海外での活動に焦点を当てた「帰って来た」シリーズを発表する。
会場:横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下ほか。
会期:2017年8月4日(金)〜11月5日(日) 休場日:第2・4木曜
開場時間:10:00 ~18:00(入場は17:30まで)※10月27日(金)~29日(日)、11月2日(木)~4日(土)は20:30まで開場(入場は20:00まで)
入場料:大人 1,800円、大学・専門学校生 1,200円、高校生 800円
お問い合わせ:ハローダイヤル03-5777-8600(8:00~22:00)
http://www.yokohamatriennale.jp
フェアトレードチョコレートを100%使ったチョコレート菓子「ショーコラ」がネットで爆発的な人気となり、オープンした直営店。カカオ豆の焙煎からチョコレートを作る「Bean to Bar」の先がけでもある。赤煉瓦を基調にした店内には、カフェやガラス張りのチョコレート工房を併設している。メイン会場の「横浜美術館」から車で約5分。
●バニラビーンズ みなとみらい本店 / 神奈川県横浜市中区海岸通5-25-2 シャレール海岸通1F Tel. 045-319-4861
営: 11:00~19:00(カフェ 18:00 LO)休水曜
http://vanillabeans.yokohama/

Taro Izumi, Levitating bottoms (over 12 wandering maniacs dreaming of being late), 2017 mixed media photo: Keizo Kioku
メルセデス・ベンツ アート・スコープ2015—2017漂泊する想像力
「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」は、1991年からスタートした、日本とドイツの間で現代美術アーティストを交換して交流をはかるメルセデス・ベンツ日本の文化・芸術支援活動だ。日本のアーティストはベルリンで、ドイツのアーティストは東京で、それぞれ約3ヶ月間の《アーティスト・イン・レジデンス》を体験する。同展は、その成果を踏まえた参加アーティストの合同展覧会となる。今年は、ベルリンに派遣された泉太郎と、東京に派遣されたメンヤ・ステヴェンソン、さらに招待アーティストとして1993年の「アート・スコープ」に参加した佐藤時啓が新作を発表。年代、作風の異なる3人の想像力が創り出す、三者三様の世界をのぞいてみたい。
https://mb-live.jp/news/aboutmb-2017-06-20/
プラチナ通り沿いに佇む、アメリカンダイニング。世界的に活躍するインテリアデザイナー・森田恭通氏が手がけた空間は、スタイリッシュで開放感抜群! 大人が心地いい時間を過ごすことができる。アメリカ各地の料理が豪快かつおしゃれにいただけるのはもちろん、パンケーキ、スイーツも充実している。原美術館より車で約15分。
●BLUE POINT /東京都港区白金台4-19-19 Tel. 03-3280-2020 営: 11:00~23:00(22:00 LO)無休
http://www.tgn.co.jp/hall/shirogane/bp/

札幌国際芸術祭
2回目の開催となる「札幌国際芸術祭」では、音楽家・大友良英氏がゲストディレクターを務める。国内外から100組を超えるアーティストが参加。世界的な彫刻家イサム・ノグチの構想により造成されたモエレ沼公園や札幌芸術の森、すすきの界隈など札幌市内の約35か所を舞台に、「芸術祭ってなんだ?—ガラクタの星座たち」をテーマに、美術、音楽、演劇など、既存のジャンルに収まらない作品展示や多彩なプログラムを展開する。会場は広範囲にわたり、たとえばモエレ沼公園と札幌中心部は車で約35分。北の大地のドライブを楽しみながら、アートに彩られた札幌を堪能したい。画像は、会場のひとつとなる「石山緑地」。
会場: モエレ沼公園、札幌芸術の森、札幌市円山動物園ほか。
会期: 2017年8月6日(日)~10月1日(日)
入場料(パスポート): 大人 2,200円、高校・大学生 800円、市民・道民 1,800円
お問い合わせ: 011-211-2314
http://siaf.jp
札幌中心部から車で約40分。札幌の奥座敷・定山渓エリアに佇む、温泉リゾートホテル。食事とセットで日帰り入浴も可能だ。アートフェスを存分に満喫したあとは、緑に囲まれた露天風呂で心身ともにリラックスしてみては? 森全体の循環を表現したロビー「森ラウンジ」も癒しの空間。ゆるゆるとした時間を過ごすことができる。
●定山渓鶴雅リゾートスパ 森の謌/ 北海道札幌市南区定山渓温泉東3-192 Tel. 011-598-2671 無休
http://www.morino-uta.com/

Photo: Naoki Ishikawa
奥能登国際芸術祭2017
今年初開催となる「奥能登国際芸術祭」は、能登半島の先端に位置する珠洲市全域を会場とする、伝統文化と最先端の美術が響き合うアートの祭典だ。越後妻有、瀬戸内の国際芸術祭も手がける北川フラム氏が総合ディレクターを務める。テーマは、「最涯(さいはて)の芸術祭、最先端の美術」。古くから海と陸の交流が盛んで特異な文化が育まれている珠洲市自然や風物、旧鉄道軌道、空き家、能登線の旧駅舎などに、39組のアーティストが写真や彫刻などの現代アートを作りあげる。なお、芸術祭の期間は奥能登の「キリコ祭り」シーズンと重なり、開催期間中はほぼ毎日、どこかの集落で祭りが行われているのだそう。祭りを追いかけ、車を走らせてみては?
会場: 石川県珠洲市全域
会期: 2017年9月3日(日)~10月22日(日)
入場料: 一般 2500円、高校生 1000円、小中学生 500円
お問い合わせ: 0768-82-7720
http://oku-noto.jp
珠洲市片岩町の古民家を活用した店舗では、「しおサイダー」を加えて、ふっくらと焼き上げたパンケーキなど、珠洲の名産品「奥能登揚げ浜塩」を使用したメニューを提供。2階のギャラリー&ショップスペースでは揚げ浜塩の販売も行っている。目の前に日本海をのぞむロケーションも秀逸。珠洲市の中心部にある「道の駅すずなり」より車で約20分。
●しお・CAFE / 石川県珠洲市片岩町ノ部12番 Tel. 0768-87-2111 営:10:30~19:00(18:30 LO、12月~3月は17:30 LO)休水曜(祝日の場合は営業)
http://sio-cafe.jp/

Photo: Tsuyoshi Hongo
北アルプス国際芸術祭
2014年に開催された「信濃大町 食とアートの廻廊」が発展、今年、国際芸術祭として初開催の運びとなった。3000メートル級の山々が連なる北アルプス山脈の麓に位置する、長野県大町市に、大岩オスカール、川俣正、マーリア・ヴィルッカラ、クリエイティブチーム「目」ら国内外の36組のアーティストが、「水、木、土、空」をテーマとしたアート作品を製作。景観をいかしたもの、集落そのものを作品にしたものなどアートの種類は多岐にわたる。また、市内のタイアップレストランでは、山菜やそば、大町黒豚など大町の食材を取り入れた、芸術祭限定メニューを提供。豊かな水をたたえる北アルプスの自然に癒されながら、この地ならではの食とアートをたっぷりと味わって。
会場: 長野県大町市全域
会期: ~2017年7月30日(日)
入場料: 一般 2500円、高校生 1500円、小中学生 500円
お問い合わせ: 0261-23-5500
http://shinano-omachi.jp/
中山高原に佇むストロー・ベイルハウス(藁の家)で、「煎りたて」「挽きたて」「いれたて」にこだわった珈琲を提供。水の美味しさで知られる美麻や八坂の水で淹れたまろやかな珈琲に魅せられ、県外から足を運ぶ人も後をたたない。天気のよい日は自然に抱かれるテラス席がおすすめ。焼き菓子や自家製ケーキも好評だ。信濃大町駅から車で約15分。
●美麻珈琲 / 長野県大町市美麻14902-1 Tel. 0261-23-1102 営: 10:00~日没 休木曜
http://www.miasacoffee.com/