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Gクラスで行く、パタゴニアの旅

translation: Masanori Yamada

2人のフォトグラファーが、アルゼンチンとチリにまたがる美しい自然の地・パタゴニアへ。Gクラスだから感じることができたその体験を語る。

世界を飛び回りながら各地の風景を写真に収めているフォトグラファーのジェイソン・チャールズ・ヒルとエミリー・リステフスキー。憧れ続けていたパタゴニアを訪れ興奮冷めやらぬといった様子の2人は、口を揃えるようにこう答えた。旅のハイライトが何だったかを言うのはとても難しい──。

Gクラスで行く、パタゴニアの旅

手つかずの自然がどこまでも続くパタゴニアは、世界でも有数の険しい山脈を抱く地域でもある。悪路が続き、天候は不安定であるため、ここを訪れるのには困難がつきものだ。しかしながら気候が大きく異なるチリ側とアルゼンチン側とで様々な表情を見せてくれる、地球上でも類を見ない魅力的な場所である。強い偏西風が吹き抜ける荒涼とした大地、目を奪う美しく巨大な氷河、身も心も吸い込まれてしまいそうな満天の星。圧倒的な景観が、世界中の旅人を惹きつける。とはいえここは、快適なリゾートのように何もかもが揃っているわけではなく、高緯度ゆえの気まぐれな天候に翻弄されることもめずらしくない。ときに冒険のようなシチュエーションに出くわす、厳しい顔を見せる土地でもあるのだ。

Gクラスで行く、パタゴニアの旅

ジェイソンは語る。「燃料不足、悪路、めまぐるしく変わる天気。毎日のように起きる問題に直面して、パタゴニアを旅することは容易ではないんだと実感したよ」
そしてエミリーも「本当に予期しないことが起こるの! でも、それだけにすべてのことが印象深かったわ。野生動物に遭遇したり、何もない平坦な道を延々と走り続けたり」と瞳を輝かせる。

Gクラスで行く、パタゴニアの旅

パタゴニアを象徴する標高3405mの特異な形をしたフィッツ・ロイ山を目指した2人の旅は、道を選ばないGクラスの揺るぎないタフネスによって叶えられた。辺境の地での移動には、自分の足とクルマしか選択肢がないからだ。

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1日に7時間運転することもあったが、「車内ではずっと快適でいられたから、ストレスはなかったよ。Gクラスでパタゴニアを旅できたことは本当にラッキーだった」とジェイソンは楽しそうに振り返る。

Gクラスで行く、パタゴニアの旅

趣味が高じてフォトグラファーになった彼と彼女は、知らない土地、見たことのない風景を通じて得られる“刺激”を求めてシャッターを切り続けている。そのために旅をする2人にとって、パタゴニアが最高のロケーションだったことは言うまでもない。

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「天を刺すように高く突き出たフィッツ・ロイ山に出合えた驚きと感動はもちろん、これまで経験したことのない強風も忘れられない思い出だわ(笑)」と、エミリー。

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「僕も同じかな。地形や天候、そこにすむ動物や植物の組み合わせは、地球上でもここにしかないものだと思う」(ジェイソン)

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見たい場所のまだ半分も見ていないというジェイソンはまた極地へ向かうそうだ。
「僕は気候などの気象条件で大きく表情を変える場所にとても興味があるんだ。そこでしか見られない風景を世界に発信していきたいと思っている。この旅で、パタゴニアで得た経験もまさにそうだったね。素晴らしい場所は、いつ訪れても新しい体験が得られるんだ。明日またパタゴニアに戻ったとしたら、そのときは今回見た風景と全く違うものが見えるだろう」(ジェイソン)
エミリーはこの後スコットランドへの旅、そしてナミビアでのワークショップを予定している。
「私は新しい文化や目的地を探索し、体験することに強く惹きつけられているの。新しい場所で出合う物語や撮影したものを発表できるのがとても楽しみよ!」(エミリー)

パタゴニアの大地で新しい刺激を受けた2人のフォトグラファー。彼と彼女の旅はここからまた始まり、そして続いていくのだ。

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