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SUPER GT 2017

2017年SUPER GT

Word:Takeshi Sato

ツーリングカーで競う日本最高峰のレース、SUPER GT。メルセデス・ベンツの活動をレポート。

レーシングカーを大きくわけると、街を走る市販車をベースにしたツーリングカーと、タイヤがむき出しのフォーミュラカーにわかれる。SUPER GTは、ツーリングカーで競う日本最高峰のレース。日本のレースで最も多くの観客を集める、華やかなイベントでもある。
2017年シーズンは国内の6カ所のサーキットのほか、タイのチャーン・インターナショナルサーキットも舞台となり、計8戦が開催される(富士スピードウェイでは2レースを開催)。

SUPER GTには、他のレースと違う特徴がふたつある。まずひとつは、GT300とGT500というふたつのクラスが一緒に走ること。もうひとつは、1台のマシンを2人のドライバーで走らせることだ。レース途中でドライバー交代があるのだ。

Mercedes-AMG GT3はふたつのクラスのうち、より市販車に近いGT300クラスに属する。GT300クラスには、Mercedes-AMG GT3をはじめとして、世界的に人気のGT3というカテゴリーのマシンも数多く出走する。
街で見かけるスポーツカーが競うことから、「ひいきのメーカーを応援するのに感情移入がしやすい」という声がある。確かに、世界の名車が揃うGT300クラスは、「スポーツカー頂上決戦」と呼びたくなる。

2016年シーズンより、SUPER GTのGT300クラスには市販モデルのMercedes-AMG GTをベースに開発したMercedes-AMG GT3が投入されている。昨シーズンは、デビュー戦となる開幕戦の岡山で、Mercedes-AMG GT3が見事な優勝を飾りレース関係者を驚かせた。今シーズン開幕戦では見事1-2フィニッシュを果たした。

前述のように、GT300クラスは世界のさまざまなマシンが集う。たとえばエンジンの搭載位置ひとつをとっても、車体前方、ドライバー背後、車体後方と、バラバラだ。また、Mercedes-AMG GT3のように国際的な規格であるFIA-GT3に則ったマシンもあれば、日本独自の規格であるJAF-GTに則して開発されたマシンもある。

GT3はカスタマーモータースポーツとも呼ばれ、レースに出走するためのライセンスを取得する必要はあるが、Mercedes-AMG GT3を購入して、メインテナンスを担当するレーシングチームを雇えば、だれでもレースに参戦できるアマチュアレースの最高峰なのだ。

千差万別のマシンが競うのがこのクラスの魅力だが、あまりに車両の性能に差があるとレースが成立しない。そこで行われるのがBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)と呼ばれる性能調整だ。
エンジン出力を抑えたり、車体を重くするなど、さまざまな方法で各マシンのの性能を一定のレベルに揃えるのだ。このBoPのさじ加減が関係するので、どのマシンが勝つかはふたを開けるまでわからないのだ。
正直に言って、今シーズンを占うことは難しい。ただし、どのレースでも各マシンが激しいバトルが繰り広げる、エキサイティングなシーズンになることは間違いない。

TEAM

Car No.4
GOODSMILE RACING & TeamUKYO

グッドスマイル 初音ミク AMG
監督:片山右京
ドライバー:谷口信輝/片岡龍也

Car No.11
GAINER

GAINER TANAX AMG GT3
監督:藤井一三
ドライバー:平中克幸/ビヨン・ビルドハイム

Car No.22
R’Qs MOTOR SPORTS

アールキューズ SLS AMG GT3
監督: 黒田朋宏
ドライバー:和田久/城内政樹

Car No.65
K2 R&D LEON RACING

LEON CVSTOS AMG
監督:溝田唯司
ドライバー:黒澤治樹/蒲生尚弥

Car No.111
Rn-sports

エヴァRT初号機 Rn-s GT3
監督:植田正幸
ドライバー:石川京侍/山下亮生

CAR

エンジン形式:V型8気筒
エンジン排気量:6.3ℓ
最高出力:非公表
トランスミッション:6速シーケンシャル
最高速度:310km/h