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【F1 REPORT】第5戦スペインGP

word:Takeshi Sato

ハミルトン、ポール・トゥ・ウインで快心の今季2勝目!

2017年F1第5戦スペインGPが開催されるカタロニア・サーキットは、バルセロナの北に位置し、1991年に竣工した比較的新しいサーキットである。オーバーテイクのシーンを観客に見せるためにレイアウトに工夫が施され、2本の長いストレートが特徴だ。
ただし現在では、F1マシンの空力特性の変化によって、オーバーテイクが難しいサーキットになっている。2007年には新たにシケインを設けてオーバーテイクのチャンスを増やす試みが行われたが、追い越しが難しいサーキットであることに変わりはない。
つまり、スペインGPでは予選の順位が非常に重要となるのだ。

5月13日(土)に行われた予選で見事ポールポジションを獲得したのは、メルセデスAMG ペトロナスF1チームのルイス・ハミルトン。1000分の1秒を競う厳しい予選を振り返ったハミルトンは、「予選前にマシンに変更を加えたのがうまくいきました。ファクトリーのスタッフは素晴らしい仕事をしてくれています」とコメント。なお、ハミルトンがスペインGPでポールポジションからスタートするのは、2年連続となる。

前戦ロシアGPでF1初優勝を飾ったメルセデスAMG ペトロナスF1チームのバルテリ・ボッタスは、古いエンジンを使用せざるを得ないという逆境のなか、予選第3位を確保。結果、1位と3位がメルセデスAMG ペトロナスF1チーム、2位と4位がフェラーリというスターティンググリッドとなった。

明けて14日(日)の決勝は、夏を思わせる陽光がサーキットに降り注ぎ、気温は24度、路面温度は43度を超えた。
スタートでは、予選第2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が好発進でトップに立つ。2位ハミルトン、3位ボッタスという隊列で序盤戦は進行した。しかし残念ながら39周目にボッタスはエンジントラブルでリタイア。ボッタスにとっては不運な週末となった。

そしてレースは、メルセデスAMG ペトロナスF1チームのハミルトンとフェラーリのベッテルの一騎打ちの様相を呈す。44周目、ついにハミルトンが逆転に成功。以後、順調に周回を重ねてトップでチェッカーフラッグを受け、今シーズン2勝目を記録した。

25ポイントを獲得したハミルトンは、ドライバーズランキングでトップを走るベッテルとの差を6ポイントにまで縮め、コンストラクターズランキングでは、メルセデスAMG ペトロナスF1チームが2位フェラーリとの差を8ポイントに広げた。

ドライバーズチャンピオン、コンストラクターズチャンピオンともに激しい争いが続く。おそらく、1ポイントの差が終盤で重みを持つはずだ。
次戦となる第6戦、伝統のモナコGPは5月25日から28日にかけて開催される。ちなみに、昨シーズンのモナコGPのウィナーはハミルトン。今年も期待したい。

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