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【REPORT】中国GP

words:Takeshi Sato

悪天候の上海で、ルイス・ハミルトンがグランドスラムを達成!

 

F1第2戦の中国GPが行われた上海の空は、グランプリのウィークエンドの間、ぶ厚い雲に覆われていた。4月9日(日曜日)に行われた決勝レースは雨上がり。路面が濡れた状態で始まり、徐々にドライになるという難しいコースコンディションとなった。

難しいコンディションで見事に優勝を飾ったのは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトン。開幕戦のオーストラリアGPで2位となった悔しさを見事に晴らした。ハミルトンの卓越した技量と、タイヤの選択や交換をはじめとするチーム力がひとつになった、見事な勝利だった。

では、この勝利を4月7日(金曜日)のフリー走行にまで遡ろう。

 

7日に行われたフリー走行1回目は、ハミルトンが2周、チームメイトのバルテリ・ボッタスが4周したところで中断。理由は、霧のためにメディカルヘリコプターが上海市内の病院に着陸できないから、というものだった。

同日午後のフリー走行2回目は同じ理由で中止。天候と同じように、レースも先行きが読めない展開となった。

 

8日(土曜日)

午後の予選では、ルイス・ハミルトンが圧倒的な速さを見せつけた。タイムは、上海インターナショナル・サーキットのコース記録を塗り替える1分31秒678! 通算63回目のポールポジションを獲得した。アイルトン・セナは65回のポールポジションを獲得しているから、ハミルトンは今シーズン中にもセナに追いつく可能性がある。

 

バルテリ・ボッタスは、2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に遅れることわずか0.001秒の3位。このタイム差は、今シーズンのF1が大混戦になることを暗示している。

 

決勝は、前述したようにウェットからドライへと変わるコンディションをいかに克服するかが勝負となった。マシンの追い越しを禁止するセーフティカーが介入するなど、波乱のレース展開の中で、ひとりだけ別のレースを走っているかのような安定感を見せたのがメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。

 

ポールポジションでスタートすると、タイヤ交換の戦略もぴたりとあたり、常にトップの座を譲らず、さらにはレース中の最速ラップまで記録して勝利を得たのだ。

予選1位、全周回でトップ、最速ラップ、優勝の4つを揃えたレースをグランドスラムと呼ぶが、ハミルトンは自身3度目となるグランドスラムで優勝に花を添えた。

 

圧勝のハミルトンは、「最高の週末だった。今日のような状況を整えてくれたシームに感謝したい」と、チームを称えた。

次戦、第3戦バーレーンGPは、4月16日(日曜日)に決勝レースが行われる。

 

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