The new SLC 試乗REPORT 第3弾

四季を通して楽しめるオープンドライブ。新たなエンジンが可能にする俊敏なドライビング。スポーティなシルエットに高度な安全性と快適性を兼ね備えた、ハードトップロードスターの先駆「The new SLC」。
このモデルに最大3日間試乗して、自分だけの素敵な「夢」を叶えてくれるレポーターを募集しました。
第3弾の「The new SLC」試乗レポートは、「30年会っていない、クルマ好きな友人に会いに行きたい」と応募してくださった宮川さんの3日間です。
ご友人と一緒にThe new SLCに乗れば、きっと昔のようなクルマ談義がたくさんできるはず!そんな思いでオープンドライブへ出掛けた宮川さんの、爽やかなレポートをご紹介します。

憧れだった「The new SLC」で、30年ぶりの再会を

メルセデスのオープンモデルは、自分がクルマに興味を持ってからというものずっと憧れのクルマで、当時、SLの3代目のR107というモデルに憧れていました。ロングノーズ、スモールキャビンのスタイルがお気に入りでした。CMで、歌手が真っ赤なSLに乗って登場するシーンがあり、そのカッコ良さに羨望の眼差しを向けていました。学生時代、友人との話題もクルマやバイクばかり。なかでもクルマ好き、オートバイ好きで特に気が合ったのが友人K。当時からクルマ談義になると、2人で延々と話し込んだものでした。私はクルマ好きの延長で自動車メーカーのエンジニアとなり今に至ります。街でメルセデスのオープンモデルを見かけると必ず目で追う自分がいます。

そして今回の「The new SLC」の発表と同時にカタログを取り寄せ、「The new SLC」との関わりを早速夢見ていました。そんな矢先の「The new SLC」試乗キャンペーンです。馳せる想いで迷わず申し込みました。「叶えたい夢」には、次のように書いて応募しました。 「もう30年以上も会っていない友人Kのところへ、昔のようなクルマ談義をしに行きたい。The new SLCに乗って…」

運転しやすいクルマ。BlueDIRECTターボエンジンがイイ感じ!

お昼前にメルセデス・ベンツ コネクションにクルマを受け取りに向かうと、そこには精悍なシルバーの「The new SLC」が自分を待っていました。試乗前にバリオルーフの開閉操作を教えて貰いましたが、目の前で繰り広げられるその開閉挙動は、この3日間が素晴らしいものになることを想像させてくれて、バリオルーフは時速40km以下であれば走行中でも開閉でき、試乗中にその恩恵を何度も受けました。

さて、いよいよ出発。もちろんオープンで。ついに憧れのクルマに乗れる!という想いが強く、とにかくワクワク感一杯でした。六本木の交差点を左折し、首都高速へ。乗ってすぐのインプレッションは、「運転しやすいクルマ」です。やはり「The new SLC」はスポーツカーらしく、ステアリングや足回りがカチッとしているのがすぐにわかります。加えて車格がコンパクトなので、車両感覚をすぐに掴めました。もう一つ、正直驚いたのが1.6リッターのBlueDIRECTターボエンジンの動力性能です。首都高速での合流時、初めて意識してアクセルを踏み込みましたが、とてもイイ感じ!

1日目、30年ぶりの再会。

向かう先は千葉にある友人Kの自宅です。両サイドのウインドウを上げた状態での首都高速クルージングは快適そのもの。FMラジオをBGMに千葉を目指しました。首都高速を降り両サイドウインドウを降ろしフルオ−プンにすると、風が心地よく入ってきます。六本木を出発してから1時間半のドライブが丁度良い慣熟走行となり、無事にKの自宅に到着しました。

お互いが社会人になった直後に何回か会ったきりなので、30年ぶりの再会です。年齢を重ねても、会話をし始めれば即座に当時の自分たちに戻りました。「The new SLC」で近くのお蕎麦屋さんに向かい、昼食。まずは今回の再会のきっかけをあらためて話し、そしてお互いの家族や仕事の近況報告と、あっという間の2時間が過ぎました。店を出て「The new SLC」で郊外の道をドライブしました。いよいよ話題がクルマの話になっていきます。クルマに関する価値感など、友人Kとしかできない深い話をたっぷりと楽しみました。

オープンドライブの途中に立ち寄ったコンビニで、3〜4歳ぐらいの男の子がちょこちょこっとそばに来ました。「ぼく、このクルマのミニカー持ってるよー!かっこいー!」と言ってくれました。「やはりメルセデスは良いクルマだということが子供にもわかるんだよ。このスリーポインテッドスターは、特別なクルマの証かもね。」そんな会話になりました。さらにKの自宅近くのコーヒー店で、昔をしのんだ様々な話に花が咲き、30年振りの再会には時間が足りないぐらいで、なんとそのお店で4時間が瞬く間に過ぎていきました。とても充実した時間を過ごし、友人Kとの再会を約束して千葉を後にしました。

2日目、伊豆スカイラインをオープンドライブ。

友人Kとの再会という今回のメインイベントを終え、残りの2日はこのSLCを思う存分楽しむ計画。会社の仲間に今回の「The new SLC」試乗キャンペーンのことを話したところ、伊豆スカイラインを走りに行こう!ということになり、数台で連なってのドライブに出かけました。早朝5時に起き、息子を乗せて小田原厚木道路の集合場所に向かいました。そして箱根新道からいよいよ伊豆スカイラインへクルマを走らせていきます。快晴の夏の山岳路をオープンエアで走る醍醐味!横に乗った息子も初めてのオープンドライブを楽しめたようです。

ダイナミックセレクト

ワインディングロードでの「The new SLC」の走りですが、新トランスミッション「9G-TRONIC」の変速制御パターンなどを変える「ダイナミックセレクト」を試してみました。「Sport」または「Sport+」を選ぶとクリッピングポイントからの加速時にエンジン回転数を高くキープします。コーナーに入る前のブレーキングで車速を落とすにつれ、小気味よくシフトダウンしていき、再加速でアクセルペダルを踏みこむと、エンジン回転数がパワーバンドに乗っているため抜群の加速をしてくれます。マニュアルシフトで走ってみてから、再度自動変速に任せてみても、変速のタイミングは自分の感覚に近いものでした。また今回は試しませんでしたが、自分で制御パターンのカスタマイズできるのも魅力ですね。さらにもう一点、オープンルーフ状態でもエンジンの吸気音がいい感じで室内に響いてきます。音はスポーツカーの大切な要素ですが、スポーティな室内音創りへのこだわりを感じました。
一行はあっという間に伊豆半島を南下し全線走破完了。伊豆スカイラインを走る!という目的は無事に達成しました。帰りは東伊豆の食堂で海鮮丼と牡蠣を食べてから帰路につきました。

3日目、妻を乗せて快適なドライブを楽しむ。

いよいよ今日で最終日。最終日は我が奥様を乗せる予定です。メルセデスというブランドとオープンカーでの未体験ドライブは、五感に訴えるモノがあったようで、乗った直後からこのクルマの良さを感じ、「イイね!このクルマ!」を連発。行き先は奥多摩にしました。奥多摩の山はとても涼しく爽快そのもの。昨日同様「Sport」モードで調子良く走っていきます。2人で快適なドライブのひとときを楽しんできました。

自宅に帰り、この3日間とても楽しませてくれた「The new SLC」へお礼の気持ちを込めて、ピカピカに洗車!ガソリンをお腹いっぱいに満たしながら「どうもありがとう」と心の中で声を掛けると、シルバーカラーの「The new SLC」はまたしても精悍な顔つきで、「どういたしまして」と言わんばかりに見えました。

オープンドライブ時の快適性が気に入りました!

全走行距離は607km。満タン法で12.1km/L。とても1.6リッターエンジンとは思えないその力感は必要充分な上、市街地から高速道路、山岳路や渋滞路など幅広く走った上でこの数値は立派です。昨今のダウンサイジングターボ過給エンジンのすばらしさを実感しました。「9G-TRONIC」の制御の賢さには脱帽です。ダウンサイジングエンジンとのマッチングが高次元で仕上がっていると感じました。また走行中ターボチャージャー特有の高周波音を打ち消すことができていて(これは好みもありますが)、自分は吸排気音を主体的に活かした、この「The new SLC」のスポーツカーらしい音創りがとても気に入りました。

そして「The new SLC」の最大のポイントであるオープンドライブを愉しむという点においては、バリオルーフの使い勝手、オープン時の室内の快適性などが本当によく考えられ、造り込まれていると思いました。自分はこれまでオートバイにも乗ってきましたが、ヘルメットやライディングギヤを身に付けない分だけ、そのオープン感覚はオートバイよりも上ではないかと感じました。 最後に、この「The new SLC」試乗キャンペーンのおかげで、近県にいながら30年もご無沙汰していた友人と会えたことは、自分の人生において貴重な思い出の1ページとなりました。本当にありがとうございました。