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AMG GT Driving Club

AMG GT Driving Club 第2回 GTサーキット走行会 レポート

2015年12月10日 @鈴鹿サーキット

「Mercedes-AMG GT」オーナー様限定コミュニティ<AMG GT Driving Club> の「第2回 GTサーキット走行会」が「鈴鹿サーキット」にて開催されました!

F1をはじめ多くの2輪、4輪レースの舞台となる鈴鹿サーキットを、日本各地から集結したMercedes-AMG GTオーナー様たちが駆けめぐりました。

アドバイザーには、第1回に続き現役のSUPER GTドライバーである黒澤 治樹さんや平中 克幸さん、モータージャーナリストの黒澤 元治さんをお迎えし、サーキット走行の基礎から実戦的なドライビングテクニックまで、幅広く学習していただきました。

参加者の皆さんの熱気につつまれたエキサイティングな走行会をレポートします!

Program 01. 受付・車両点検

受付・車両点検

鈴鹿サーキット内の「STEC(交通教育センター)」へ、各地からMercedes-AMG GTが集合しました。
パーキングへ一列に並ぶGTは壮観です。

受付と同時に、メカニックスタッフが車両点検を行います。熟練のメカニックが油脂漏れ、タイヤコンディション、ブレーキパッド残量などをチェックし、このあとのトレーニングやサーキット走行へ万全の状態でのぞみます。

Program 02. 開会式・セーフティブリーフィング

開会式・セーフティブリーフィング

開会のご挨拶から始まり、チーフアドバイザー黒澤治樹さん、アドバイザー平中克幸さん、ゲストアドバイザー黒澤元治さんが紹介されました。

「一番大事なことは、無理なく皆様が安全に走行会をお楽しみいただけることです。ご自宅までの帰路も含めて、安全な走行ができますよう、どうぞよろしくお願いいたします!」

続いて黒澤治樹さんによるセーフティブリーフィングに入ります。 サーキット走行での注意点をお話しいただきました。

ドライビングポジション

「まずはドライビングポジションを見直します。普段の走行時は、皆さんきっとリラックスしているため、シートポジションがハンドルから遠目になっていると思います。サーキット走行では、シートポジションをハンドルに近づけます。肘や膝が曲がっていて、余裕がある状態にしましょう。そうすることで、ステアリング操作はクイックな動作にも対応でき、ブレーキングではとても強く踏み込むことが可能になります。」

走行中の視点

「たとえば高速道路を運転中、無意識に、自分の目線の方向へクルマが向かってしまった経験はないでしょうか?気になった標識の方へクルマがだんだん流れていってしまう…これはごく自然なヒトの習性です。ですから、目線を先に置くことで、自分のクルマがどう変化していくのかを感じるトレーニングが必要です。視点を早く先へと移動し、なるべく早く次のコーナーなどの状況に対応していくことで余裕を持てます。」平中さんからは、サーキット走行のテクニックについて解説をしていただきました。

アンダーステアとオーバーステア

「アンダーステアリング・ネガティブとは、クルマが思うように曲がってくれない状態のことをいいます。コーナー進入時にオーバースピードが原因で起こる場合もありますし、コーナーの立ち上がり時に必要以上にアクセルを踏んでしまい、クルマのリアが押し出されることで起こるケースもあります。 そのような状況では、コーナー進入時のスピードを落としたり、立ち上がり時のアクセル踏み込み量を調整することでコーナーを曲がりきれるようになります。(アンダーステアリング・ポジティブ) オーバーステアリング・ネガティブとは、リアタイヤがスピンを起こしてクルマがコーナーの内側へ向きすぎてしまう状態をいいます。スピードコントロールによって回避することもできますし、リアタイヤが滑り出したときに、いわゆるドリフト走行といって、ステアリングを反対方向へ切ること(カウンターステアリング)でスピン回避してコーナーを曲がる技術でもクリアできます。(オーバーステアリング・ポジティブ) 」

「アクセルのコントロール次第で、オーバーステアリングが出る場合もあればアンダーステアリングが出る場合もあります。それが面白いところでもあり、難しいところでもあります。 」

アンダーステアとオーバーステア

レーシングライン

「できるだけスピードを落とさずにコーナーを曲がるために、アウト・イン・アウトのレーシングラインをとり、可能な限り大きな円(R)を描くようにコーナーを通過します。さらに、コーナーが2つ以上組み合わさった複合コーナーの場合は別の考え方が必要になります。たとえば、ここ鈴鹿サーキットのS字コーナーも代表的な複合コーナーですが、最初のコーナーでアウト・イン・アウトのラインをとってしまうと、2つめのコーナーで大きなRをとれなくなってしまいます。最初のコーナーはなるべくイン側を通過して、2つめのコーナーでアウト・イン・アウトに近いラインを取れるようにレーシングラインを選択します。」

さらに、黒澤元治さんより、鈴鹿サーキットのオープン当初のエピソードや、タイヤと温度の関係などのお話しがありました。「ステアリング・インフォメーション」といわれる、走行中にタイヤやクルマから伝わる状況を感じとり、瞬時に対応していくことの大切さについてお話しされました。

レーシングライン

Program 03.トレーニング走行 (ブレーキ、スキッドコントロール)

トレーニング走行

Mercedes-AMG GTに乗り込み、ドライビングトレーニングにのぞみます。この日のトレーニングメニューは低μ路(滑りやすい路面)でのブレーキングと、スキッドパッドでのターンです。

まずはブレーキングの練習として、一台ずつ、直線コースを加速してからのフルブレーキング体験。水のまかれた路面でのブレーキングを体験し、ブレーキを強く踏むことに慣れます。60km/hからのブレーキングと、さらに摩擦の少ない路面での40km/hからのブレーキングを続けて体験しました。

体験後は黒澤さんと平中さんから個別にアドバイスを受け、ブレーキングの技術を磨いていただきました。

続いてはスキッドコントロールのトレーニングです。非常に滑りやすく調整された路面を、Mercedes-AMG GTでドリフト走行します。クルマから伝わってくるステアリング・インフォメーションを感じ取り、トラクションとステアリングのコントロールで、クルマの挙動を制御できるようトレーニングしました。

繊細なアクセルコントロールが必要になり、油断をするとスピンアウトしてしまいます。焦らずに安全に、感覚を研ぎ澄ましてクルマをコントロールしていきます。繰り返しのトライによって、カウンターステアリングを当てる感覚も少しずつ実感できるようになります。

Program 04. ブリーフィング

ブイーリング

サーキット走行を前に、黒澤治樹さんより走行時の注意事項や手順などが説明されました。サーキット走行初体験の方もいらっしゃるため、事故なく、安全に走行できることが一番大切です。緊急時や異常時などに提示されるフラッグの意味など、サーキットでの安全走行のために必要となる知識をしっかりと覚え込もうと、参加者の皆さんは真剣に講義を受けていました。

Program 05. レーシングコース先導走行

レーシングコース先導走行

いよいよ、レーシングコースへ移動して、フルコース走行! パドックからピットロードへ出て、コースインの合図を待ちます。参加者同士で談笑をしながらも、いよいよ鈴鹿を走れる!といった期待感が高まり、ボルテージが上がります。

リーダータワーに「GO」「AMG GT Driving Club」の文字が光り、ピットロードよりスタート! 3~4台ずつに分かれて、アドバイザーの黒澤さんや平中さんの運転する先導車につづいて、隊列を作りながらの走行です。 アドバイザーからの無線の指示に従って、1周ごとに隊列の順序を変更します。先導車の直後に続いて走行することは、正しいレーシングラインやブレーキングポイントを学ぶためにとても有益です。この先導車の直後のポジションを1周ごとに交代して、順番に体験していただきました。

レーシングコース先導走行

F1をはじめとする、国際レースも数多く開催される鈴鹿サーキット。 憧れの鈴鹿サーキットで「4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン」のエグゾーストを鳴り響かせ、Mercedes-AMG GTを駆る参加者の皆さんは、とても興奮した表情をされていました。 s3~4周走行するごとにインターバルをとりましたが、参加者の皆さんはクルマから降りてヘルメットを脱ぐと、一様に笑顔でお話しされる姿が印象的でした。

途中、黒澤元治さんも「Mercedes-AMG C 63 S」で先導走行を行ない、3班に分かれての走行も行われました。 参加者の皆さんのドライビングスキルに応じて、グループを分けながらの走行でした。

Program 06. ドライビングメカニズム講座

ドライビングメカニズム講座

2時間におよぶサーキット走行のあとは、黒澤元治さんによるドライビングメカニズム講座。 長きに渡りモータースポーツの世界でご活躍されている黒澤さんによる「スポーツドライビング」や「ドライビング・メカニズム」についての講義は、実体験に基づく興味深い話題が多く、参加者の皆さんとても熱心に講義に耳を傾けてらっしゃいました。 最近、とあるイベントでのタイムアタックで、優勝したばかりだという黒澤さん。

「走行中にタイヤの情報をしっかりと感じ取れれば、何歳になってもドライビングはできる。若いころに比べたら脳や身体の反応や、神経の伝達速度などは少しずつ落ちているかと思う。それでも、走行中に常にしっかりとタイヤの情報を取れていれば、ドライビングの衰えは最小限にできます。」

アドバイザーの指導のもと、ブリーフィングやトレーニング、サーキット走行と、さまざまなプログラムを体験しました。一般道での走行とはちがった、リアルスポーツカーとしてのMercedes-AMG GTのポテンシャルを存分に味わえた走行会でした!

これからも「AMG GT Driving Club 」では、Mercedes-AMG GTオーナー様のサーキット走行会を随時開催していきます。ぜひお楽しみに!

ドライビングメカニズム講座

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