C-Classroom Report Vol.14 Cクラスの新ファミリー、GLCを試す。

「Cクラス・ステーションワゴンとはまたひと味違う魅力」

ついに登場したCクラスベースのSUV、「GLC」は実に魅力的な存在だ。
というのもナビゲーターを務める僕・河口まなぶは普段、C 220 d ステーションワゴンを愛車として使用しているが、この「GLC」にはCワゴンとはまたひと味違う魅力に溢れた1台に仕上がっていたからだ。
広報試乗会で初めて触れて、走り出した瞬間に驚いた。なぜなら「GLC」の走りは想像以上に軽やかな印象を強く与えてきたからだ。
今回試乗したのは、「GLC 250 4MATIC Sports」の本革仕様。「GLC」のラインナップの中では最も高価な745万円(税込)~のプライスタグをつけるモデルである。

「4MATICと9G-TRONICのハーモニー」

搭載エンジンはセダンやステーションワゴンのC 250に搭載されるものと同じ2.0L直列4気筒直噴ターボ。最高出力211ps、最大トルク350Nmという数値も変わらないものである。そしてトランスミッションは9速ATの「9G-TRONIC」を採用しており、駆動方式は車名の通り「4MATIC」、つまり4WDとなる。

4WDの方式は、最近多い電子制御で前後の駆動力配分を可変させたり、通常時は2WDながら滑った時に4WDになるものではなく、33:67の駆動力配分で固定されたフルタイム4WDとなる。これによって「GLC」の走りは、基本的に後輪駆動に近いフィーリングを持つ4WDとなっており、優れた走りの味わいと高い安定性を両立している。
Cクラスと比べると背高となる「GLC」だが、冒頭に記した通り走りはとても軽やかに感じる。また走り出してからも9速ATによる滑らかな変速が得られる上に、エンジン回転も低回転を維持するため、室内にエンジン音はほとんど聞こえない。一方で、加速時には少しアクセルを踏み込むだけで、すぐに欲しい力が手にはいる。フレキシビリティが高い、とはまさにこのことだ。

「何より印象的だったのは、乗り心地の良さ」

しかし何より印象的だったのが乗り心地の良さだ。ノーマルモデルは「アジリティコントロールサスペンション」を備え、今回試乗したSportsにはスポーツサスペンションが備わる。すなわちSportsの方が通常モデルよりスポーティな味付け…なのだが、実際に乗った印象として、とてもおだやかかつ、しなやかな乗り味と走り味を感じた。
しかもSportsは、19インチサイズのタイヤ&アルミホイールを装着する。通常大径サイズのタイヤ&アルミホイールは乗り心地には不利。それにも関わらず乗り心地が良いので、おもわずエアサスペンションを採用しているのかと思ったのだが、「GLC」ではCクラスに採用されるようなエアサスペンション仕様はない。要はそのくらい乗り心地が良い。
もっとも段差や継ぎ目では19インチの大径サイズゆえのブルッとした震えをボディに感じる。だが、それ以外のシーンでは大径サイズを履いているとは思えない心地良さだった。

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